卒業式で表彰式があり、何人かが校長先生から賞状を手渡されました。


娘の幼馴染の男の子が名前を呼ばれ校長先生の前に立った時のこと。
私には彼が、出征する兵士のように見えたのです。


彼が作り出した凛とした空気は、彼の思いを語っていました。
「これから新しい世界で戦っていきます」
そんな真っすぐな覚悟が伝わってきました。


私は「出征」という言葉を、多分今まで一度も書いたことも発したこともありません。それほど遠くにあった言葉を思い起こしたのでした。


彼のお母さんと謝恩会の席がお隣になりましたので「表彰おめでとう」と告げました。幼稚園から一緒なので親しくしているお母さんです。


「ありがとう。私、可哀そうで可哀そうで仕方ないの」

「???」
「幼稚園からほとんど同じ仲間で、何のストレスもなくあったかい学校でぬくぬく過ごしてきたでしょう。これから先は一生勉強の日々が続くと思うと・・・」


「大丈夫よ。○○君は清々しい気持ちで向かっていこうとしているんだから」と出征する兵士に見えたことを告げたところ、
「そう。そう見えた?本当!出征する兵士だわ」
「校長先生が読み上げながら一瞬声を詰まらせたのも、そんな清々しい覚悟に感動したからじゃないかしら」


彼が進むのは医学の道です。幼稚園の頃、彼のお母さんは「社会に貢献する人になってほしい」と言っていましたっけ。いつの間にか月日が過ぎて、彼が社会に貢献するドクターになる日も近づいています。


そんなことを思った卒業式でした。

娘は答辞を読みましたので、それなりに感動しましたが、
実は一番心に残ったのは幼馴染の男の子のことだったのです。



お母さんのための、「素敵女子」育て研究所

お母さんのための、「素敵女子」育て研究所


箱根の早雲寺の「山茱萸 (さんしゅゆ)」が見頃です。


別名、春黄金花(はるこがねばな)というのだそうです。
さんしゅゆ、ご存知でしょうか?


10年ほど前、父と小金井公園に散歩に行き、さんしゅゆの樹を教えてもらいました。

父が、一番好きだというさんしゅゆは、

私が子どもの頃からずっと好きな、ミモザに少し似ているな、と思いました。


さんしゅゆの、爽やかな黄色と静かな佇まい。

ミモザの、はじける黄色とにぎやかな様子。

どちらも黄色の小さな粒粒の花。


初めて「遺伝子」というものを感じました。


父が亡くなり2回目のさんしゅゆの季節がやってきました。

この時期は、なぜかイタリア歌曲の「ゆかしい月よ」を歌いたくなるのです。



 テレビ朝日の「怪しい噂の集まる図書館」『怪しい美文字大辞典~美デッサン大辞典』をご覧になりましたか?

この企画は3回目らしく、しかも見たのは途中からでしたが、十分に石膏デッサンの魅力が伝わってきました。 ゲストの「絵がうまい芸人」と「プロの漫画家」が石膏デッサンで対決するものですが、見ているだけでさまざまなことが学べます。

アングルの見つけ方、鉛筆の使い方(前半の輪郭や大まかな影は濃い鉛筆、後半の細かい描写は薄い鉛筆で)とか、表情の描き方(鼻のラインに縦線、目のラインに横線を書いておくと最後までバランスが崩れない)などなど。

私が見たのは、江川達也さん、辛酸なめ子さん、レイザーラモンHGさんの作品。

レイザーラモンHGさんの描いた石膏像・ファルネーゼのヘラクレスは、太い首回りや細かい髪の毛や鬚の感じなど、繊細さとダイナミックさを同時に求められる難易度の高いものだそうです。

レイザーラモンHGさんの作品は素人の私にも、ヘラクレスの強さと魅力が伝わってくる出来栄えで、審査員の荒井経さん、伊東順二さん、松原美那子さんの評価も大変高いものでした。それぞれの先生のコメントにより、正確なバランスや奥行き、作品の力強さなど、デッサンの注意点がよくわかり、ますます勉強になりました。

デッサンって楽しそう!レイザーラモンHGさんの真剣でいきいきした表情からもデッサンの魅力が十分に伝わってきました。


さて、石膏デッサンの魅力とともに私が気になったのは、審査員の松原美那子さん。調べてみたところ「ビジネスデッサン&スケッチ術」という現役デッサンインストラクターをされている方でした。


デッサンインストラクターという言葉があるのですね。初めて知りました。

そして「ビジネスデッサン&スケッチ術」というのはまさに娘が身につけたいと考えていることそのもの!


「学祭や運動会でもちょっと描けるって必要。でもアートスクールでデッサンを習うほどマジじゃないし。どこかないのかな?そういう教室」と高校生の娘は言っていましたっけ。


4月から大学生(経営学部)になるのでますますデッサン力の重要性を感じているらしく、ジュンク堂で本をさがし立ち読みをしているらしい。「ビジネスデッサン」というものがあることを早速教えてあげましょう。


それから松原美那子さんの「素敵女子的お仕事」ぶりは、美校女子の進路のお手本になるのでは。

こちらのサイトからコピーいたしました。松原美那子さん


『2000年、武蔵野美術大学卒業

中学高等学校美術工芸教員免許を取得し、
ギャラリーピリカ&アートスクールを設立。

海外交流展を通し、アートと社会を繋ぐ活動が
注目され、朝日新聞、JCOM等から取材を受ける。

2007年、外資系大手IT企業の社員研修に携わる。
「イメージを表現する」、「絵で目標を描く」
などの社員トレーニングに関わる。

2008年、創作活動を再開、美術館での日本画講師、
デッサン講師も努める。

2010年、様々な業種のクリエイターのデッサン力
向上と交流を目的とし、SNSを活用したクリエイター
向けのデッサン教室を立ち上げる。

クリエイター向けデッサン教室は、毎回、満員御礼。
現在も不定期で開催されています。』


あっという間に家の近所のすべてのミモザが満開!箱根の花々の開花状況が気になります。

明日は藤沢オペラコンクールの最終審査日。予選を見に行きましたが「おおっ!これは」と驚くレベルの方がいらっしゃいました。関係者の方のお話では、今年のオペコンは相当にレベルが高いとのこと。1000円

で観覧できますので、オペラファンの方はぜひ!


では今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ。