遅ればせながら『舟を編む』を読んでいます。表紙や紙質のせいなのか本自体の柔らかさがいいですね。触っているのが心地よい本です。月に照らされた夜の海のような青の装丁も、目にするたびに何かを語りかけてくれるようで、心がゆるゆるとリラックスするような気分になる。本とこのような関係になったのは初めてのことです。


読み始めてすぐに出会った言葉。『ポットの脳天をじゃこじゃこ押して』の、じゃこじゃこって面白い!お湯や水が出る様子を、じゃーっと出る、といったりするので、JYAKOJYAKOには、指で圧をかけて押す感じとジャ(JYA)ーツと水が出てくる感じでイメージにぴったり。初めて聞いた「じゃこじゃこ」に感激!


匠のこだわりの逸品という言い方はおかしい、というお話。こだわりとは、「拘泥すること難癖をつけること」なのだそう。

以前インタビューさせていただいた某企業の会長が、「私はこだわりという言葉が嫌い」ということをおっしゃっていました。その時勉強不足な私は、確かに頑なな感じ、固執する感じがする言葉だからお嫌いなのね、と心の中で勝手な解釈をしていたのですが、「拘泥すること、何l癖をつけること」だったのでした。でも拘泥って?とgoo辞書で調べると、『こだわること 必要以上に気にすること』とありました。


こだわりの逸品というように使うとき、プラスイメージな言葉としてこだわりを使っていたのですが、マイナスイメージな意味しかなかったのね・・・。


こんなふうに、感心したり調べたり反省したりしているので、なかなか進みませんね。この本が話題になったとき、娘が「受験が終わったらぜひ読んでみたい本」と言っていましたが、さて娘はどんなところで立ち止まるのかしら?