おきみゅーで、旧石器時代に関する展示が開催されています(2/12まで)。
展示の目玉はサキタリ洞遺跡で出土した9000年前の人骨(ポスターの写真にもなっています)や、3万年前の航海術を検証する実験航海(台湾〜与那国島)に使われた丸木舟「スギメ」です。
石器というと教科書でおなじみなのは黒曜石やサヌカイトですが、サンゴ礁の島である沖縄では貴重品です。
北海道からの出土品としては、他には琥珀玉や何か動物を表現していると考えられる意図的に加工された石が出陳されていました。
旧石器時代の沖縄では、実用品にも装身具にも貝殻が活用されているのが印象的です。
日本国外における旧石器文化として、フランスやスペインで栄えたマドレーヌ文化も紹介されていました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240117/12/serena32123/10/43/j/o1080054915390467072.jpg?caw=800)
壁画にはバイソンのほかトナカイも描かれていて、実際に同時期の遺跡からトナカイの角や骨で作った骨角器(右上の2つ)が出土する例は多いようです。柄を取り付けるための茎や抜けないように返しがついていて銛と分かるこれらを見ていると、この地域の人達も魚を美味しく食べていたのが想像できますね。