映画見返し第38弾です。



『ハチ公物語』(1987年)

評価(5段階評価)

3.0 ★★★☆☆


見どころ

主人の帰りを待ち続けた忠犬・ハチの実話を元に、人と動物との愛の交流を丁寧に綴る。原作・脚本は「映画女優」の新藤兼人。仲代達矢、八千草薫ら豪華キャストが共演。


ストーリーと感想

昭和初期。秋田の田舎町で生を受けた1匹の子犬が、東京の大学教授・上野秀次郎の家庭に贈られることに。「ハチ」と名付けられたその子犬は愛情を注がれながら成長し、いつしか秀次郎を渋谷駅まで送り迎えすることが日課となっていたが…。

秋田県大館市。猛吹雪の中、秋田犬が子犬を出産する。東京の大学で教鞭を執る上野教授のもとに知らせが届くが、一年前に飼っていた犬を亡くし、悲しい思いをしたため、引き取ることをためらっていた。しかし、結局は一人娘に押し切られ、飼うことに。「人に人格があるように、犬にも犬格がある」と語る教授のもとで、ハチはやがて成犬へと成長していく。





『HACHI  約束の犬』(2009年)

評価(5段階評価)

4.0 ★★★★☆


見どころ

舞台をアメリカに置き換え、大学教授と秋田犬の愛情あふれる物語が綴られる。監督は「ギルバート・グレイプ」などで知られる人情映画の名手、ラッセ・ハルストレム。


ストーリーと感想

アメリカ郊外のベッドリッジ駅。寒い冬の夜に秋田犬の子犬を保護したパーカー・ウィルソン教授は、妻の反対を押し切ってその子犬を飼うことに。首輪のタグに刻まれていた漢字から「ハチ」と名づけられた子犬は、パーカーの愛情を受けて成長していく。

『MY HERO』という発表テーマで『HACHIKO』と書き、「ハチ公は、おじいちゃんの犬です」と紹介するところから物語は始まっていく。犬を預かることになり、戸惑いながらもハチに愛情を注ぐパーカーを見ているうちに、犬を飼うことに反対していた家族にも、次第に心情の変化が現れる。時折、犬の目線で描かれる演出も印象的で、日本版とは異なる温かい描き方に、最後まで心を打たれる。