映画見返し第24弾です。



『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年)

評価(5段階評価)

2.5 ★★


見どころ

監督は『奇跡の海』の鬼才、ラース・フォン・トリアー。主演のビョークが、絶望を超える母の愛、受け継がれていく希望と生命の素晴らしさを訴えかけるシーンは衝撃的。


ストーリーと感想

セルマは女手ひとつで息子を育てながら工場で働いていた。親友や隣人夫妻らの愛に支えられながらも、セルマには誰にも言えない悲しい秘密があった。その秘密は病のため視力を失いつつあり、息子も手術を受けない限り同じ運命をたどるというものだった。

ミュージカルが生きがいであり、何よりも大好きなセルマ。ある日、隣人のビルが訪ねてきて悩みを打ち明ける。それを聞いたセルマも、自分の秘密をビルに話し、互いに沈黙を守ることを約束する。しかし、その約束をきっかけに彼女の運命は暗転していく。最初に観たときは、あまりにも理不尽なラストに大きな衝撃を受けた作品だった。





『私は貝になりたい』(2008年)

評価(5段階評価)

3.0 ★★★


見どころ

監督は福澤克雄。主演の中居正広が、戦争に翻弄されながらも家族を思い続ける一人の男の悲痛な運命を熱演。戦争の理不尽さと命の重さを静かに問いかけるラストシーンは胸を打つ。


ストーリーと感想

高知の漁港町で理髪店を営む清水豊松は、妻と幼い息子の3人で慎ましく暮らしていた。しかし、戦況が悪化する中、豊松にも召集令状が届く。矢野中将率いる本土防衛部隊に配属された彼は、そこで人生を大きく左右する過酷な命令を受けることになる。

まだ戦時中の昭和19年。足に障がいを抱えた豊松だったが、そんな彼にもついに赤紙が手渡される。任務中、「上官の命令は天皇陛下の命令」と教え込まれていた豊松は、やむなく敵兵に刃を向けてしまう。それは悲劇の始まりだった。中居正広の高い演技力と、最後に待ち受ける展開に驚愕。タイトルに込められた意味の深さを痛感させられる作品だった。