なかなか寝付けないのはまだ興奮覚めやらないからでしょうか。
チラースでの足止めから続きです。
ギルギットの入り口チラースで入境拒否を食らったウチ夫婦としゅんすけ。
特別許可でチラースで一泊しましたが、そもそもチラースはパキスタン屈指?の秘境です。インターネット回線もとても脆弱で連絡もなかなか取れない地域。有線電話すらまともに繋がらない地域です。フンザより酷いかも知れない。
そんな中翌日、無事にパスポートを受け取り、一路左回りでカラコルム・ハイウェイ(以下KKH)を南に向けて走ります。
チラースからべシャームまでのおおよそ8時間。
これがマジ危険なのです。
何が危険かは写真で見ていただきましょう。
もうこれだけで分かると思いますがwww
全部「崖」です。
ランドスライド、つまり崖崩れは日常茶飯事。道路はいたる所が陥没。
まあ中国の施工なのでとても雑なのもありますが、それにしてもとても「ハイウェイ」では有りません。
むしろ日本の農道のほうがマシ。
チラースからべシャームへのKKHの地図。この区間はとても危険です。
フンザに行くならチラースまで飛んでる飛行機の利用を強くお勧めします。
ナンガ・パルパットも飛行機から見えるのでそれだけでも価値があります。
僕らはビジネスビザを不幸にも?取得していたので
各所で検問。そのたびにパスポートチェックです。ビデオで顔写真まで撮られるんですが、そこはフレンドリーなパキスタン人。
ついでに記念写真とか要求されて何だか緊張感ってのは殆ど無いんですよね。
それもこの国の良さです。
「おい!お前ら早くクルマに乗らねーか!」(警察のえらいさん)
「俺は今タバコ吸ってるんだ。2~3分待てよ」(僕)
サムズアップで快諾する警察のえらいさんwwwww。
こんな感じの緩い会話が続きます。
べシャームのPDTC(軍の駐屯地)は一般にも開放されている宿泊施設。日本で言うユースホステル的な
施設です。これはパキスタン各所に有ってリーズナブルに宿泊出来ます。そこで一泊。
するとべシャームからなんと警察の警護付きでの旅が始まりました。
前のトラックが警察車両です。
リレー形式で工事中のべシャーム~アボッタバードまでの行程を計8台の車両が警護。
これはKP州から早くビジネスビザ持ちの僕らを出したいってのと、万一僕らに何かあると責任問題になるので
とにかく安全に速やかに州境までお届けする、って配慮らしいです。
まあだけど大概危ないです色々www。
ともあれ警察の先導で通常8時間ほど掛かる渋滞路を1時間ほどで
ぬけられたのはすごい。
旅は続きます。