やはり宝石は地球のロマン。。。

はいどうもこんにちわ。

本日は3個のジェムシリカを出しました。

詳しくはカテゴリー

でご覧頂くとして、本日の目玉は・・・

これでしょうね。。。

ジェムシリカとクリソプレーズの混晶石です。

こういう石は鑑別屋さんが一番嫌う石なので、簡易ソーティングだと単に

「天然カルセドニー」

で出してくるところが大半でしょうｗｗｗ。

そもそも流通名ジェムシリカ、にしてもですな。FT-IR（紫外可視分光光度計）を用いないとまずその色因が何かが分からないから「天然ブルーカルセドニー」としか書けないでしょ？

顕微鏡が有れば最低限、天然か染めかは分かりますが、それ以上は一般鑑別機器では分かりません。

なのでソーティングでカルセドニーとなっていても実はコモンオパールだった、、、なんて事は多々有る訳です。

もしこの石をご購入なされたら、複数の鑑別機関で鑑別を取ると面白いかもしれませんｗ

でもね？

宝石ってやっぱ「綺麗」と「天然」が同居してないとダメだと、こういうの見てるとつくづく思います。ガラスのトンボ玉とか細工も綺麗ですが、決定的に違うのはやはり

「地球のロマンを感じられるかどうか」

ここに尽きると思うんです。

地球のロマンと地球が作り出した美しいモノをカネで買えるんなら、予算さえ合えば黙って買えばいい訳で。宝石屋は全力でそのお手伝い（仕入れや専門知識の提供など）するだけです。まあ僕も含め、専門知識のご提供が充分出来ているかは謎ですが。。。

それにしてもこの石。

まんま色んな意味で「地球」ですね。