はいどうもこんばんわ。


日本では昔から「有り過ぎて当たり前」にしか思われていないルビーやサファイア。1970年前後にコランダムの加熱処理が確立されるはるか前1906年には、既にベルヌイ合成法によるルビーは完成しておりました。

当初は「天然よりはるかに奇麗」な事、生産量も限られていた事などから非常に高価格で、有名宝石店の箱に入った「おばあさんの形見の剛性ルビー」とかも多いです。


しかし面白いもので、全くの天然と同じルビーやサファイアは、まだ完全に出来ていません。全体の組成が同じなものは人は作り出せますが、例えば産地の特徴であるインクルージョンなどはそう簡単に欺く事は出来ないのです。


中でも天然の環境下における赤いコランダム・・・つまりルビーですね。これは地球上での産地はごく限られています。ブルーサファイアと比較しても極少ない地域でしか採れません。


地殻中のクロムの率がある一定条件で無いとルビーは生まれません。鉄が多すぎても生まれません。


実はルビーは、天然・非加熱に限って言いますと「奇跡の宝石」と言っても言い過ぎじゃ無いのです。


・・・と言う内容を以前も書いた気がするのですが(笑)、だから何が凄いって大ヒマラヤ山脈の西の方ですよね。


ジャンムーカシミールを始まりとして西に進むと北カシミール、バサルのバタクンディ、んで更に西のアフガンのジャグダリク・・・・・・


赤も青も紫も出る一帯・・・・・・と考えると、いかにダイナミックな地殻変動がこの地域で起きているか分かります。ジオロジーの神秘です。



で、決算セール2015.
本来セールにすべき石では無いんですがw







これだけの石、なかなか見掛けません。無論非加熱です。


http://www.seforce.jp/shopdetail/000000002085/ct125/page1/order/