はいどうもこんばんわ。

虹の出る石って何が想像できるでしょうか。一般的には層状にクラックの入った水晶なんかは虹が出ます。この「層」ってのはキーワードで、例えば奈良県産のレインボーガーネットなんかは結晶が層状に成長して、虹が出ます。

オイル・イン・クオーツなんかの一部でも見られますね。

それに対して、高い分散、高い屈折率で且つダブリング(副屈折)の強い石では、純粋に内部反射での虹が見られます。ところがこれも地色によって左右されます。

虹ってのはプリズム(またはその効果)による白色光の色分解ですから、地色によってプリズム効果があったとしても選択的に出ない色があります。青なんかは赤色の長い波長まで吸収してしまうと思いますから、条件は狭い筈。


一見地味な地色の宝石が、これらの要素を持っていましたならば、時折「ドキッ」とする事もあります。



ましてや今日の石。カラーチェンジです。



宝石の「神秘」!「作り」の極意!

宝石の「神秘」!「作り」の極意!




宝石の「神秘」!「作り」の極意!

宝石の「神秘」!「作り」の極意!

マダガスカル産カラーチェンジガーネット1.42ct。



写真からカラーチェンジの情熱的な赤、そして虹が出ているのが分かるでしょう。

地味なブラウンの地色ですが、逆にそれがこれら効果と相まって、何とも神秘的で美しいものにしています。こうしたエフェクトを理解せずに、地味だからとスルーするのは宝石を理解していない証左です。

難しい理屈は分からなくても、じっくりと観察することで思わぬ発見があるのも宝石。見つけて興味を持てばそれを調べれば良いだけの話でwww。

そういう意味では、案外感性の鋭い、宝石に興味のあまり無い人の方が素直に見ているかも知れません。例えば子供とかね。


先日、安価タンブル石を妹の息子(2歳)に選ばせたら、何故かタイガーアイばかり選ぶ(笑)www

中には間違ったのかペトリファイド・ウッドも混ざっていたがw。


子供の感性って素直ですね。
そういうのは失わない様に生きて行きたいです。




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