はいどうもこんばんわ。
リサーチ目的で赴いたパキスタン。実際は政府の許可やらナンヤラが必要な事もあり実地調査ってのは出来なかったのですが、代わりに実際その地で宝石を採掘していらっしゃる方や多くの業者、鑑別機関の所長さん等と出会え、色々お話をお聞かせ頂けた事は、私にとって凄い財産となりました。
特に実際にコントロール・ライン下で宝石を採っている方のお話、それにアザド・カシミール、ジャンムーカシミール地方での宝石取引の考え方は、一般的な取引とは又違うって面も良く分かりました。つまりお金出せば買える・・・ってものでは無いんですよね。この辺りのお話もメルマガに書こうと思っています。
さて、トルマリン。
パキ~アフガンではトルマリンが沢山採れる、しかし中国市場で人気なので値段が高騰して買えないのは先日書きました。
ただ、中国の宝石市場はまだまだ発展途上で、我々が見て「綺麗だな~」って石でも、扱い方、つまり売り方が判らず市場に残っている石も有ったりします。
未成熟な市場では宝石は「透明」・「大粒」・「高価」なものほど売れます。いつの時代も宝飾品をリードするのはお金持ちですから。そこから派生して一般的な趣味に落ち着いた時点で、少なくともこの趣味が認知されるわけです。それが文化のひとつになるかどうかは、もう一段のハードルが有りますが。
そして既に、このレベルの石を理解出来る時点で、日本の宝石市場は結構成熟してきているんだな、と感じる様なのが今日紹介するトルマリン。
今回の渡航で6個ほどのカボッションの
「トルマリン・キャッツアイ」
を買いました。2日ほど前に先方から「発送した」との知らせを受けましたからもう直ぐ入荷すると思いますが、こちらは変り種?。
ファセットカットですが僅かにキャッツアイ。
トルマリン・キャッツアイはトルマリンがその成長過程で一方向に強い変成作用を受けたり、何らかの理由で均一で微細な管状インクルージョンを持った場合に見られるシャトヤンシー効果の有るトルマリンです。
これ実は私は結構稀な現象だと思うのは、長年大地の中に有って、よく管状インクルージョンの中に後生インクルージョンが入らないもんだなァ、って部分。
普通、チューブが有って地中に有れば何らかの異物が入ってもおかしく無いですよね?という事は内部が空洞の鉱床(「ガマ」と言います)で、熱水貫入の後速やかに空洞になったトルマリンと考えるのが一番自然。普通は長い年月でガマの中に他の土やら粘土が入りますから。
トルマリン・キャッツアイが市場での流通量が圧倒的に少ないのも、この説明で分かるかと思います。
それにしてもこの2.02は色と言い風情と言い良いですね。宝石趣味はこうで無いと面白く有りません^^。
ウェブ
http://
モバイル
http://
パキスタン渡航記念セール



