はいどうもこんばんわ。

今日は別件の依頼も有り、例の・・・・・

「大阪府立産業技術総合研究所」

・・・長ぇ名前(笑)に蛍光X線分析に出向いてまいりました。



宝石の「神秘」!「作り」の極意!


宝石ですと、大体1時間に7~8個ほど分析可能です。が実はこれ「モノ」によって大幅に時間が変わります。
単に装置にかけて成分出す・・・ってだけな使い方をしている鑑別屋が殆どですが、本来それではダメ。この辺の説明は難しいので端折りますが。

鑑別屋が「結果」しか依頼主に伝えないのは、鑑別者自身が「分かってない」面もあるのです。

さて別件依頼の分析が済んでから、先日の3個のパライバを分析。
以下に銅及びマンガンの含有率wt%を載せましょう。

先ず1.03ct
http://www.seforce.jp/shopdetail/004000000279/order/  



宝石の「神秘」!「作り」の極意!
CuO(銅)・・・・・1.019wt%
MnO(マンガン)・・0.838wt%


次に0.45ct
http://www.seforce.jp/shopdetail/004000000278/order/  



宝石の「神秘」!「作り」の極意!


CuO(銅)・・・・・1.520wt%
MnO(マンガン)・・1.658wt%


最後に0.28ct
http://www.seforce.jp/shopdetail/004000000277/order/


宝石の「神秘」!「作り」の極意!


CuO(銅)・・・・・1.958wt%
MnO(マンガン)・・2.047wt%


このような結果が出ました。その他の微量端成分も色々出ていますがここでは省きます。
ただ、細かな端成分で産地はある程度分かりまして、上記3つはバターリャ産の範疇に収まります。

さて皆さん。

上記3つの石を見て、一番青い1.03ctの銅の含有量が他の2個より少ない事にお気づきだと思います。なのに一番青い。

これは「銅とマンガンの比率」が主要因。

0.45と0.28はマンガンが多いでしょ?
こうなると幾ら銅が多くても次第に緑よりな色味にシフトしていくのです。
無論一般的に高価なのは青寄りなパライバ・・・なのは周知の事実。

キキカジリな方は「銅の含有量」ばかりを気にしますが、実は色の決め手はこの2種の元素の「バランス」なのです。

色を見て大体の比率が予想出来る様になれば、あなたも

「立派なヘンタイ」

の一員でございます(笑)wwwww