ギャンブルもトレードも、大金を動かすというのは一見おもしろくてやりがいがありそうですが．．．、
わたしの経験からすると、大金を動かすギャンブルやトレードは、小口のお金を動かすギャンブルやトレードとはまったく別物です。
大金というのはいくらいからかというのは、その人の年収によってまったく違ってきますが、普通の人の年収を基準にすると、やはり数十万円程度からということになるでしょう。
そして１００万円近くの資金ともなると、間違いなく大金です。
なぜわたしがこんなことを言うかというと、５００万円近くまで２回も積み上げながら、１ヶ月もたたないうちにそれを全額失ったうえに、借金を増やすことになった経験があるからです。
大金を賭けたギャンブルやトレードが、同じことをやっても別物という理由は、負けた時に元の状態に復活するのがもの凄く時間がかかるからです。
少額の資金を掛けるだけなら、１ヶ月後の給料で復活できますが、１００万円近くのお金を失うと、そうはいきません。
だからトレード専門書には(ギャンブルにも共通すると思うが)、
「小さく賭けなさい。
最初は小さな資金でやって、安定して勝てるようになってから運用資金を増やしなさい。」
と書かれています。
まさに、金言だと思います。
ずっとそのギャンブル(トレード)を続けていくつもりなら、少額の時は勝ち負けよりも、手法を探求すべきです。
手法を探求中は、累計収支がマイナスになるかもしれませんが、負けても少額なのですぐに補填できます。
むしろ、少額の時に勝ちのみにこだわって、安定した勝ちパターンが見つからないまま、大金を賭けたギャンブル(トレード)に望む方が、大金を失う事になります。
ただし、例外は運に任せた１回限りのギャンブルです。
１回限りはギャンブルは、運のウエイトがかなり高くなるので、準備した人とそうでない人の差がほとんど出ないからということです。
ただし１回限りのギャンブルというのは、年２回までのギャンブルで、それ以上の頻度でやると、それはもはや１回限りのギャンブルではないということです。
まとめると、大金を賭けたギャンブル(トレード)は、まったく同じ事をやったとしても、負けた時に回復に要する時間がかなり長くなるので、少額資金を賭けるギャンブルとはまったく別の心構えで望む必要があるということです。
実際に大金を賭けたギャンブル(トレード)をやっているときは、アドレナリンが出てて見落としている不都合な真実ではあるのですが．．．、ということです。
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