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世羅の気功と日常ブログ

「何もないと思っていた自分に、
小さな“できた”がくれた喜び」を
テーマに、気ままに想いのままに
書き綴るブログです。

街に戻り、素材を調合屋に渡す。

 

カウンターの奥で軽い作業音がして、やがて小瓶が3つ並べられた。

 

《簡易ポーション》

 

「これがあれば、中規模クエストにも参加できますよ」


調合屋のNPCが言う。

 

セツナが1本手に取る。

 

「ねえ、これがあればさ。次のクエスト、受けられるんじゃない?」

 

「そうですね。条件は満たしています」


セイが静かにうなずいた。

 

ミズキは2人を見てから、当然のように聞く。

 

「で。装備は?」

 

一瞬、間があいた。

 

……持っていません」


セイが答えると、

 

「私も持ってないや」


セツナがあっさり言った。

 

「ま、そりゃそうだよね」

 

ミズキは苦笑してから続ける。

 

「じゃあさ。今後のことも考えて、装備見に行こっか」

 

「えっ、ミズキが一緒に見てくれるの?」

 

「もっちろーん。装備選びって、意外と時間かかるからさ。日を改めて、ちゃんと行こ」

 

「うん、賛成」


セツナが頷く。


「じゃあ……明日。あっ、セイにとっては3日後だけど。また広場で待ち合わせして、一緒に行かない?」

 

「オッケー」

 

「セイも大丈夫だよね?」

 

「はい。僕はかまいません」

 

「じゃ、決まりだね」

 

「うん。それじゃ、3日後」

 

3日後。


同じ時間で、同じ場所に集まる約束。

 

そのことを意識した瞬間、セイの胸の奥が、ほんの少しだけ温かくなった。

 

(第25話に続く)