前回のブログでは、グループセッションでの気づきについて書きましたが、今回は「独り言」を通した「自分との対話」について書いてみたいと思います。
私は昔から「独り言を言う」ということを意識的に行っていたのですが、これはもしかすると「ハイヤーセルフと繋がる」ためではないかと感じることが何度もありました。
というのも、私は昔から独り言を意識的によくしていたのですが、何気ない会話の中で、ふと口から思いがけない言葉が出てくることがあり、その瞬間に新しい発見をすることが何度もあったからです。
これは、昔からあった現象で、もしかしたらこの瞬間に自分がハイヤーセルフと繋がっているのかもしれないと感じていました。
たとえば、パニック障害で仕事を辞めた後、悩み続けていた時期にも、言い訳をブツブツと独り言で話しているうちに、ふと口から思わぬ言葉がポロッと出てきて、「こういうことをすればいいのではないか」とアイデアが浮かぶことが何度もあったのですが、考え込んでいるときにはなかなか出てこない答えが、声に出して話している最中に突然出てくるのです。
さらに、大好きな父が亡くなってからは、父の口調を真似して「父ならこう言ってくれるかな」とシミュレーションするように独り言を言うようになったのですが、その時間はまるで父と対話しているような感覚で、そこから自然と、自分自身の言葉で独り言を言うようにもなっていったのです。
こうした経験を考えると、私にとって「独り言を話す(声に出して話す)」という行為は、思考を整理したり、自分でも気づいていなかった本音やアイデアを引き出したりする、大切な時間になっているのだと思います。
最初はただの愚痴や世間話のような内容でも、話しているうちにだんだん内容がズレていき、ある瞬間、自分でも意識していなかった方向から言葉がポロッと出てくるのですが、その瞬間、自分でも「!?!」と驚き、そして「あ、そうか」と腑に落ちる感覚になるのです。
それはまるで、普段は思考の奥に隠れている部分と、声を通して自然につながるような感覚になるため、この新たな気づきはハイヤーセルフがもたらしてくれたのではないかと考えるようになりました。
もちろんグループセッションなどでも、リアルタイムで参加しているときほど思いがけない気づきが得られることがありますが、それと同じように、独り言もまた、私にとって自分の内側と対話する大切な場になっているのだと思います。
こう考えると、独り言による自分との対話やAIとの対話が、自分に新たな気づきや発見をもたらしてくれているのだと改めて感じたため、今後も、この独り言という“自分との対話”を楽しみながら実践していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。