次の日の朝、少し肌寒さを感じる中、セイは静かに目を覚ます。
そして日課を済ませ、食事の支度をして、ルカの餌箱に食事を置く。
手早く自分の分の調理を済ませて、セイもようやく席に落ち着く。
パンを口に運びながら、何気なく過去の出来事に想いを馳せる。
そしてふと、思い出す。
あの日、2人で挑んだ簡易クエスト。
——連想型で、5つのヒントから答えを導き出すという内容。
「過去・現在・未来」
「遠くて、近いもの」
「当たり前のもの」
「形のないもの」
「ないのに、あるもの」
その5つのヒントから彼女が最初に辿り着いたのは——
「セイ」
当たり前のように、そこにある存在として、彼女が僕を選んでくれた、その選択が嬉しかった。
そして、僕も、「セツナさん」だと、答えた。
だが、最終的に、2人で選んだ答えは——
「パートナー」
(第215話に続く)