認知科学気功を学び始めて約5か月が経ちましたが、私にはヒーリングの際に、人にうまく同調できない、共感覚に乏しいという悩みがありました。
先輩方はヒーリング中に、相手の不調を視覚や触覚で感じたり、色で見えたりすることがあるそうですが、私の場合、五感や共感覚が鈍いのか、ヒーリング中に相手の不調を感じ取ることがほとんどできず、ずっと悩んでいました。
そんな折、気功の練習会でその悩みを先輩方に打ち明けたところ、会話を進めていくうちに、私は自分が「人に同調することを無意識に怖がっているのではないか」ということに気づいたのです。
実は、私はパニック障害を経験してから、発作を避けるために自分を守る手段として、無意識に外からの情報をシャットアウトする癖がついていました。
相手に同調すると、その人の苦しさや感情が自分の心や体に流れ込んできて、同じように感じてしまうのではないかと恐れていたのだと思います。
そのため、無意識に同調を避けていたことに気が付きました。
しかし、このままでは相手に同調できるようにはならないと感じ、先輩方に相談しました。
すると先輩は、「ヒーリングは抽象度の高低差で行われるから、自分の抽象度を相手よりも高く保てば、相手に巻き込まれることはないよ」と教えてくださいました。
そして「実際、技術を使っている時に相手に巻き込まれたことはないし、相手の不調が分かっても、共感しすぎて苦しむことはないから安心していい」とも言ってくださったのです。
この言葉を聞いて、私は大きく安心しました。
抽象度を上げることで、自分が恐れていた「相手に巻き込まれる」ということは起こらないのだと分かり、同調に対して前向きな気持ちを持つことができるようになったからです。
いつもなら気功の練習として、他の方に私の悩みをヒーリングしてもらうという形になるところですが、今回は気功を使わなくても、先輩方の言葉だけで解消してしまったので、気功の練習台にはれませんでしたが、非言語(気功)を使わなくても、言語(言葉)だけでもここまで悩みが解消するんだと感動しました。
自分の抽象度を上げるためには、知識の習得や視座を高く保つことが必要ですので、自分をもっと整えていくためにも、これからは大周天や下丹田のワークを積極的に行い、自分軸をしっかりしていこうと思いました。
今回先輩方と色々お話をさせていただいたことで、同調への恐れを解消できたことは私にとって大きな一歩でした。
今後はもっとワークなども取り入れて同調や共感覚を鍛えていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。