「ビッグフィッシュ」を先日見ました。
あの、釣り番組とかじゃないですよ。
あの、がまかつ!…とか一切出てこないですよ。
ティムバートン監督で去年公開されていた映画です。
ティム・バートンって、好きです。
「シザーハンズ」とか、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」とか、「マーズアタック」とか、「スリーピーホロウ」とか。
ポップでかわいい映像と、突飛なユーモアと、切なさと。ニクイ、ニクイ。
で、これも映画館でチェックしておくべきだったのですが、なんかいつものユーモア路線をはずしてそうで、なんとなくあまり話題にもならないし、感動系なら微妙かな!?と思って、行きませんでした。
だからって、セカチューなんて見てる場合じゃなかった。くそぅ~~。
いやぁ、よかった…。
特に、最後のあたりね、…涙が出て震えたね。
最初は、なんか現在か昔か、嘘か本当か、ちょいわかりづらいし、で、このファンタジーはいつまで続くのや?と思いましたが、まぁ次第にわかってきましたねぇ。その真意が。た、たぶん。
内容は、主人公の、父についての話。
その父の話すことと言ったら、嘘か誠か、不思議な話ばっかり。
息子の生まれた日の話だって、誰も捕まえられない大きな魚の話に始まって、ドラマチックながら、息子の出生とは、何も関係のない話だし…。
そんな父を軽蔑し、疎遠になっていたある日、父が病に倒れ、その話々の真偽や意図、お互いに抱く想いを、やっとじっくり親子で語りあう時が来る…。
私は、この映画を見て、(あ、ちょっと待って、ここからネタバレかも)
同じ内容を人に話す時、いかにおもしろく話すか、その話をすることによって、いかにその話し相手と共有してる時間を楽しくさせるかが大切なんだな、って感じたのです。ただあったことをそのまま伝えたって、つまんないやん。
むしろ、その話の真偽なんて、どっちゃでもえぇ。ネタにでっちあげてもえぇ。おもろかったらえぇねん!
てね。うんうん。
やっぱ、情報化社会しちゃってるね昨今。
そんなどーでもいい前置きはえぇねん、言いたいことは何だ!
って、ついつい余裕のない感じになっちゃてるね昨今。
忘れてたわ、その精神。
しかし、見終わったあと、友達が、
「いるいる、こんなオヤジ。なんか、ずっとグダグダ言ってて。はよ、用件言えや!って感じでさぁ」
あぁ、おもしろくない話は、人を不快にさせるだけかもしれませんねぇ。
ちなみに、この友人は、この映画、今ヒトツだったみたいですねぇ。シュン。
そして、その日、本屋で雑誌の占いを立ち読んでると、
「牡牛座さんの2005年ラッキーな心がけは…
話を簡潔に!話がダラダラ長い牡牛座さんは、
まず結果から話すということを心がけてみては!?」
お、お、お、ぅお゛ーい!!
ビッグフィッシュでしみじみ感じた想いと時間と涙は、どーなっちゃうんだ、ぅお゛ーい。
一瞬、アニマル浜口が乗り移ったわ。
そんな感じで、気がつけばまた、情報化社会の波にのまれていくのでした。
ゴーン。
でも、ビッグフィッシュは、いい映画なんだってば!
ほんと。しんみり。オススメ。
ヒロミン