7号自伝2ななちゃんは天才建築家である。ただの囲いだった段ボールにトンネルと勝手口を新たに増設した。飼い主はななのリフォーム通りの段ボールを新しくしつらえた。ななちゃんのケージの壁紙がななちゃんに相応しくないクソボロのままだった飼い主に貼り替えさせた。ななちゃんのケージにスロープが設置されたが、ななはスロープ下のデットスペースを別荘に作り替え、スペースの有効活用とはいかなるものかを飼い主に示した。飼い主は次からななの加工にならった新たな別荘スロープを作った。ななちゃんは老いて尚、普段通りの生活を送ることを良しとした。雑な飼い主は要らんことをしなかった。ななは後の世を生きるハムチャン達のため、その生涯を賭して愚かな飼い主を正し続けた。ななちゃんは素晴らしいななちゃんは天才ななちゃんは偉大ななちゃんは何と尊いハムチャンであったことか