その後、臭腺は結局絞ることなく
皮下で固いペラペラみたいになった。
ミルワームをマットの下に隠したら
取れなくて八つ当たり。
安心したのも束の間、
今度は段々と腹部が水風船の様に膨れ、
体型が雫型になってゆく。
…以前ネットで見たことあるんだよなぁ
治療も出来ない助からないアレにそっくりだ。
でも治るやつかもしれないので
望みをかけて病院で見てもらったが、
やはり腹水が溜まっていて原因も
腎臓か肝臓か辺りの腫瘍らしく、
治療すると悪化も加速、深部の大きなオペは
ことハムスターには負担が大きすぎる。
ともすれば無為な治療のストレスよりも
普段通りの環境でのんびり暮らす選択をした。
いよいよ巣箱やケージの出入り口に
お腹が引っ掛かるように。
日々大きくなる腹部がパンパンで
段差も越えられなくなったので、
大至急ケージの各穴を拡張したり、
段差はスロープや引っかけで応急のバリアフリー化。

個人的にある程度まで年を取ったら
命の長短などはどうでも良い、
最後までなるべく楽に生きて欲しい。




