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「西洋哲学史」の講義に合わせて、それぞれの哲学者について読み進めています。
本質的に学ぼうとするならば、まだまだほかに詳しい本があることでしょうが、導入として読んでおくことで、理解が助けられることでしょう。
書店でみる場合は、帯に書かれているコピーも注目。
特に三巻の「神との対話」に関しては、「キリスト教が哲学の滅びることを許さなかった」と。
神学と哲学との関係を端的に表した言葉だと思います。
先週に引き続いて、「金曜一限の勉強会」を実施。
他の科目との関係で、40分ほどの短い内容。
前回の「クリティカルシンキング」の実用について、修士論文の中間報告を題材に確認。
ものごとを本質から問うことにより、新しい一面が見えてくることを実感しました。
以下、参考に項目のみを表示
0.導入
「ある行動をとるということは、二項対立のうちのどちらかを選択するということなのだ。したがって、何かが起こるとき、そこにはどのような二項対立が存在するのか考える必要がある。その行動、その現象は、二項対立のどちら側に位置するのか、あることが起こったということは、なにが起こらなかったことなのか、そのように考えてみるわけだ。」樋口裕一「ホンモノの思考力」(P70)
1. 批判的懐疑的に考えること → 極端な例、状況を想定する。
数量 大きい/小さい 長い/短い 重い/軽い
位置 右/左 東/西
2.批判的懐疑的に考えること → 質問を生み出す。
論理的に考える。
「そもそも ~ とは ~」(定義)
「今起こっているのは・・・」「今問題になっているのは・・・」(現象)
「このままでいくと・・・」(結果)
「なぜそのようなことが起こっているかというと・・・」
「それがなぜ好ましくないか(好ましいか)というと・・・」(理由・根拠)
「かつてはどうだったかというと・・・」(歴史的状況)
「ほかの国(地方・組織)はどうかというと・・・」(地理的状況)
「どうすれば改善できるかというと・・・」(対策)
質問に結びつける。
「おっしゃっている ~ とは ~ という意味と考えていいのですか」
「今 ~ ということが起こっていますが、おっしゃったことは、そのようなことでしょうか」
「~ とうような動きがあります(ありました)が、それをどう考えますか」
「それには、どのような対策があるのでしょうか」
「つまり、 ~ という考えに反対なさっているわけでしょうか」
「先ほど言われたことには、どのような根拠があるのでしょうか」
「ご発言の趣旨は、 ~ と言うことですか」
「直接は関係ありませんが、 ~ について、どうお考えですか」
「普段言われていることと、どう関係するのですか」
3. 批判的懐疑的に考えること → 図解して考える。
例:「するべきこと」「できること」「避けるべきこと」「想定される阻害要因」「その対策」
4.その他必要事項
ちょうどルターに関する記事があったので紹介します。
特に注目するところは、宗教改革の口火を切ったとされている『九十五箇条論題』について。
通説では、諸聖人祝日の前日『10月31日』にルターの属する君主の『城教会の扉に「論題」を貼りだした』ことにより、宗教改革の論争が始まったことになっているが、どうやらこれも怪しいらしい。
岩波の『キリスト教辞典』の「宗教改革」の項にもそのような記述が見られるが、この本により根拠を辿ると奇妙な点が浮き彫りになってくる。
さらにグーテンベルクの活版印刷や、書物「聖書」の普及など改めて考え直すと面白い。
はからずも前回の勉強会では、資料の裏をとるべく批判的懐疑的に考えることがテーマに出ました。
目の前の事実は本当に正しいのか分からない。
デカルトの懐疑主義の復習として参考になったのではないでしょうか?
後期秋学期が始まり、ニート気味だった学生が大学に戻ってきました。
休暇期間中の準備不足が祟って、まったく機能しない勉強会。
集合できるメンバーで金曜日に第一回勉強会を開始ししたところ参加者2名・・・・
学部の教場を一限から借りて試行的に開始しました。
金曜日の課題を掲示しておきます。(^-^)/
~ 本日のお品書き ~
1. 課題図書について:「キリスト者の自由」
命題A キリスト者はすべてのものの上に立つ自由人であって、誰にも服しない。
命題B キリスト者はすべてのものに仕える僕であって、誰にも服する。
2. マルチン・ルターと「宗教改革」について
「宗教改革の真実」を印刷物の普及から考える。
3. 「問題解決」のための「論理的思考」とは何か?
学問の連鎖 論理学、心理学、倫理学、史学、医学、自然科学、社会科学、人文科学、社会学 などなど
4. 「実社会」における「クリティカルシンキング」とは何か?
「懐疑主義の限界」と「理性の限界」
5. 「学問」としての「哲学的思考」とは何か?
かつて「巨人たち」の用いた方法論
6. 今後の目標と実践
「なにをしたいか?」ではなく、「なにができるか?」
7.その他必要事項
プラトンの哲学の基本として、「国家」を読むことは意義があると思います。
ただそのまま読んでいくことは困難でしょうから、始めはこのあたりから行きましょうか?
→ http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031994871&Action_id=121&Sza_id=B0
また各自の進捗状況と余裕を見て、ペンギンの方も攻めてみましょう。
何か異なった切り口が発見できるかも知れません。






