(「御園座最終日 1」からつづいて・・)

 

 

 

 

 

「ステージは生き物、毎回違う」・・・と、博多座公演での感想を記事にしましたが、今回も同様・・・

「浪曲一代」には感動し、「無法松の一生」も じっくりと聴け、それから今回、とくに印象に残ったのは「番場の忠太郎」でした

 どれもしっかりとしたストーリー性があるもので、その世界にすんなり入っていけるのも、歌手の力量だな、と思いました.迫って来るものがあって・・・全体を通して どの曲も、とても耳に心地よかったです.

 

 セットリストは「博多座」と同じでした.

 違っていたのはバンドメンバー.

 FCのグッズの説明に入る前の音楽が ドリフターズの「全員集合」の舞台転換のときのものではなかったことかな? 

 ステンレスボトルの中も空だったようです.…前回の「あちっ」というのもありませんでした!

 

 思いつくままに・・・

 最前列の方が双眼鏡で観ておられたようで、「玄海船歌」では、それを笑いながらの歌唱で、場内が和みました.

 ほか藤原紀香さんの真似・・・真似といえば、ババロアさんと山本リンダさんの「リンダ、こまっちゃう」が何度か出てきました.

 超人気モデルの方やタレントの方々が来場されたということであり、たくさん名前があがりました.私は芸能界に疎くてよくわからず、すみません・・・ただ、お隣の地元の方が「ラジオ番組を持っておられる方」と言っておられました.この方は初日から連日参加されていたそうで、公演が始まると、舞台をざざっと見まわして、「ラウンドは今回は右側から」と、言い当てられました!いつもは左側だそうです.そういえば「博多座」も左だったかな?

 

 それから世界進出している料亭の会長の「オノデラさん」を尊敬しているという話題が出ました.マウントしない、腰の低い方とのことでした.そして、「いつも感謝の心をもって過ごしている」ということでした.

 口上でも、海外に滞在していろいろな方と会った、という言葉がありましたが、トークではそれが目標とした1000人で、きちんと目を見てひとりずつと話したということでした.とくに「きちんと目を見て話すことが大切」と.「目を合わさない人は心に疚しいところがあるのでは」と・・・.うーん、耳が痛いな・・・私などは自分を機械だと言い聞かせることで、戦場のような職場を乗り越える毎日・・・ミスが許されない一方で、トラブルが多い職場だから、せめて待ち時間で疲れさせたり、待ち時間のクレームがでることのないよう、そしてまたスタッフに超過勤務をさせず、定刻で帰らせるようにと時間ばかりを気にして・・・人と話す時は、パソコンのキーを打ちながら時間短縮をはかり、相手の話を切りあげることも多く、肌の色を見ることはあっても目を合わす余裕などはありません.だから、この言葉を聞いたとき、下を向くしかありませんでした・・・

 そして、そういう自分とはまったく違うKIINA.さんは本当に幸せな世界にいるのだな、と、思いました.きっと今の環境がとても恵まれているのでしょう・・・ファンとしては喜ばしいことです.また、その環境が「自分は尊い」という言葉につながるのだと思いました・・・.私はそんなことを思ったこと、たぶん一度もないんじゃないかな・・・

 

 それから「氷川きよし」を作ってくれたという、25年になるマネージャーさんへの感謝の言葉などがありました.近々還暦を迎えられるそうです.

 

 そのお話と前後して「自分自身を演歌歌手と意識したことがない」という言葉が出ました.それから演歌のステージ特有のおひねりの慣習に触れられ、それを受けなかったという話になるのですが、「・・意識したことがない」という最初の言葉には驚きました.

 私の中では、「氷川きよしは演歌歌手」という認識の上に「KIINA.」という存在があるのではないかと思っていたのです.

 そして、それがコンサートのタイトル「+KIINA.」や「氷川きよし」という表記になっているのだとばかり・・・

 なにより「演歌歌手 氷川きよし」が「限界突破×サバイバー」を歌ったからこそ 感じることができた「限界突破」であったような気がしていて・・・

 口上にあった「氷川きよしを置いていかない」という言葉も、「演歌も歌い続ける」という意味ととらえていたのですが、違う意味だったのか・・・

 すると、推し仲間のE子さんからも「今まで氷川きよしを演歌歌手と思ったことはない」というお言葉が・・・たしかにファンの大半はそうだったのかもしれませんね.「演歌」にとどまらない歌手・・・だから、ポップスやロックを歌うことを違和感なく受け止められ、その姿を待つ声も多かったのだと思います.考えてみれば、私もそれを待っていた.・・・でも、本人も「演歌歌手」を意識していなかったということは、これらの曲を歌うこと、たとえば「紅白」で「限界突破」を披露するときなど、相当な覚悟であったことだろうと思っておりましたが、そうではなく・・・今の状態も自然の流れであったのか、と.・・・すべて予測していたことであるなら、素晴らしい「先見の明」を持っているということになりますね・・・

 同時に、私はなにもわかっていなかったのだなあ、という思いを抱きました.みなさまとはずいぶんずれたものを見ていたのかな・・・いつまでたってもファン初心者です.

 

 自分は理解できていなかった落第生だと早々に認め、それを飛び越えるには次のビジョンを見せてもらうことかな?・・・2月以降のコンサートや新譜について・・・個人的には休養中の出来事や紅白よりもそちらのほうが気になります.

 そのあたりをふくめての説明は「映画」にあるのかもしれませんね.

 映画は全国60か所での上映ということでした.

 

 アンコールはスタンディングで「ズンドコ節」と「限界突破×サバイバー」で、みんなノリノリ・・・なにより一番楽しそうだったのがご本人だったかもしれませんね.

 演歌の括りにとらわれない KIINA.さんは、ずーっと、スタンディングをしたくてたまらなかったのではないでしょうか.それが再開されて、いま、本当にのびのびと羽を広げながら歌っているように見えました.