8月17日、有明は快晴・・・台風が過ぎ、酷暑!

 

 予告通り3時間のコンサート、私はバルコニー席で、またかなり後方・・・だいたいいつも ご本人は豆粒にしか見えないので スクリーンの数が最大の関心事となる・・・これが、国際フォーラム同様3つ設置されており、しかも、サイドのスクリーンも大き目だったので良かった!また音響も良かったので、その点も満足だった♪

 

 すべて見届けてきたものの、セットリストや衣装など、これからコンサートをご覧になる方に、私の拙いレポートによる先入観を与えたくないため、8月16日の延期コンサートも含め、このたびの「25周年記念コンサート」のすべてが終わるまで、ブログには上げないほうが良いと判断・・・.いえ、ご来場できない方のためには、DVDが販売されるまでにしたほうがよさそう・・・

 

 すでにネットニュースにあがり、ライブレポートも出ていると思うので、是非そちらを!

 

 ただ 私がお伝えしたいのは、下記のネットニュースのこと・・・

 

 ORICON NEWS 2024.8.17 18:00 

氷川きよし、再出発に覚悟と決意「決して生やさしい道ではございません」 | ORICON NEWS

 

  実は「決して生易しい道では・・・」という発言は まったく憶えていません・・・

 それよりも、あの場で注目したのは、「『氷川きよし』を置いていけず、また『KIINA.』に生まれ変わったわけでもなかった・・・」という言葉.

 

 私は、この発言に、2022年12月から1年8か月の間、「限界突破」という言葉が、KIINA.を悩ませていたのではないか、という思いを抱いてしまいました.

 もしかしたら、「変わらなければならない.復帰の時には更に『限界突破』していなければ・・・」と、その重圧に苦しみ、それを経ての、この発言であるような気がしてならないのです・・・

 

「限界突破」・・・今や、KIINA.の代名詞ともいえる言葉となりました・・しかし、「限界突破」とは 一体 なになのか・・・?

 単純に考えると、「自分の能力の範囲を超えて、成功や達成を得ること」

 でも、私はこの春 自分が経験したある出来事と照らし合わせて、「限界突破」には、もう一つ、別の方法があるように思えています.

 それは、「限界」を「限界」と感じなくなること.・・・つまり、「これ以上は進めない」という自分のキャパシティを、意識しなくなること・・・「限界」を意識しなければ、それを超えようと敢えて試みることもないまま、無意識のうちに、己の能力の更に上に達していることになるでしょう・・・「限界」を意識しないこともまた、「限界」を超え得る方法であるとしたら、それもまた「限界突破」と言うべきなのかもしれません.

 

 これからステージに向かわれる方も、DVDで観劇される方も、今回のステージでのKIINA.は今までと なんら変わらない「KIINA.」であり、また「氷川きよし」であることに気付き、安堵されると思います.本当になにも変わっておらず、客席で私は 何度も、1年8か月の歳月は一瞬だったような、あるいは、そんな期間はなかったのではないかな、と思ったくらいです・・・KIINA.は自身の中で、両方の自分をきちんと受け止められている、ということだと思いました.つまり、どちらかの自分が「限界」であると意識することなく・・・

 そして、そのこと・・・1年8か月前となんら変わらない姿で現れたことこそ、この休養期間中の「限界突破」であったのだと、私は思えています.

 

 ・・・なにも変わっていないようで、その実、ひと回りも ふた回りも大きな歌手に育っていることに気付かされたのは、すべての曲を聴き終えて、ステージが終わったあとのことでした.