【No.257】

昨今の健康ブームは、止まるところを知らない。
間違いなく、「健康は一番の宝」ですけど。

テレビやラジオ、インターネット上では、「サプリメント」や「健康食品」のCMが物凄い!
特に、深夜のテレビに至っては、単なるCMというより、短編ドラマになって、15~20分に渡りCMしているものもある。

企業の経済活動で成り立っている媒体だから仕方ないけど、私は、こういうCMには興味が無いから、すぐに、チャンネルチェンジしてしまいますが(笑)
それでも、知らず知らずに、その商品を覚えてしまいますから、CMの効果は絶大ですよね。

逆に恐い❗

確かに、健康な体を保つ為に、不足している成分の補助を必要としているサプリメントもあるだろうし、健康を保つ為に必要な健康食品もあるだろう、、、

特に、病気をすると、治したいばかりに、これらを頼るのも理解出来ないわけではない。しかし、これらは、健康を補助するものであって、病気を治療するための薬では無い。

高価格❗
仮に単価が安くても、毎日、服用し続けなければ成らないことから、結局は、高く付いてしまう。
これらを服用するか否かの是非は、別として、最近、思うことがある。

健康な方々が服用するのには、好きなように服用すれば良いけど、つまり、病気を患っている人、特に、命に関わる病気(特に、がん患者)に罹患していて、抗ガン剤治療をしている人が、これらを混服しても大丈夫なんだろうか?

抗ガン剤にも数え切れないくらいの種類があり、混服した時の相互作用と奏効率の検証をしているのだろうか?
何でも「効く」という情報のものばかり混服して、果たして、奏効してるのだろうか?
逆に、奏効を低下させていないだろうか?

私もGISTを発症した時に、私のことを心配してくださった方々が「これ体に良いよ!」「これは免疫を高めるよ!」「体内バランスを整えるのに、これは良いよ!」等々、本当に、優しさから勧めて下さいました。
このことについては、こんな私のことを心配して下さって、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいになりました。

しかし、私は、全てを丁重にお断りしました。

ただでさえ、抗ガン剤治療の副作用で安定した服用も出来ない状態や抗ガン剤を服用することによる経済的な不安がある中で、果たして、抗ガン剤の副作用なのか?
混服したことから起きる副作用なのか?
分からなくなる。また、抗ガン剤だけでも、経済的な圧迫が大きいのに、保健も適用されない「健康食品」や「サプリメント」までは服用が出来ない。のが事実でした。

要するに、貧乏だから、選択肢が無かったんですけどね(笑)

一番心配で不安だったのは、これらを混服することで、抗ガン剤の奏効を低下させないだろうか?ということでした。

ある著名人の方を思い出しました。
藁おもつかむ思いで、効果がある❗という化学的根拠の無い治療を優先するが故に、病院での治療を放棄し、結局は亡くなってしまいました。
タラレバの話をしても仕方がないですが、この時、仮に、化学的根拠の無い治療をしながらでも、病院の治療を放棄しなかったら、こんなことになってないんじゃないか?。と思いました。
つまり、病院で治療を継続していたら、定期的に、体内の状態を、CT、MRI、エコー、レントゲンで、随時、状況把握出来たはずです。どうしようもなくなってから病院に戻っても、、、、、

病院での治療を「是」、化学的根拠の無い治療を「非」というつもりでもありません。
要するに、治療をする上で、一番大切なことは、今の状態が、どうなっているか?を掌握出来ることです。その点では、病院という施設には、そういう施設が揃い、状況判断から、次へと進むガイドラインを持って治療に当たることが出来る強みがあり、何よりも、患者の体のことを知ってくれているということです。

その人の命は一つしかない。
その人の人生も一回しかない。

だからこそ、冷静な判断が必要だと思います。

そもそも、日本人と欧米人では、元来の食生活が違うから、各々の消化器の機能も食生活により異なるはずです。
代表例が、小腸の長さにあると思います。
日本人に合った食生活。つまり、日本人が昔から食して来た食生活が一番良いということだと思います。


加熱する「健康食品ブーム」や「健康ブーム」、「サプリメント ブーム」に踊らされないように、日本人の体に合った食生活を心掛ける必要があると思いました。

私は、「ご飯」「味噌汁」「焼き魚」派です(笑)

これで、死んだらしかたない(笑)




#GIST #抗ガン剤治療 #スチバーガ #末梢神経障害 #知覚過敏 #味覚障害 #小腸原発 #腹膜播種 #小腸穿孔 #副作用 #スーテント #日本の食文化 #サプリメント #健康食品 #手足症候群 #がんサバイバー #闘病記