帆81~82シーズン②

 

後半戦は、始まってすぐに8連敗。

この間にはテイラーがアキレス腱断裂の重傷を負って、シーズン終了となってしまいます。

 

フロントはおそらくこれを受けて、またトレードを行いました。

 

●PG補強

スミスをソニックスに出し、アーモンド・ヒル&82年のドラフト2巡目指名権を獲得。

 

スミスは昨シーズンよりも低調で、このトレード時は膝の故障で欠場していました。

(トレード後、すぐに復帰するので軽傷でしたかね)

 

クリッパーズは年末の時点でソニックスに話を持ち掛け、スミスでポール・ウェストファル(交渉権)&ヒルをもらおうとしていたんですが、このときはソニックスが拒否。

ソニックスはウェストファルとの契約交渉が行き詰まった状態だったんですが、HCのレニー・ウィルケンスが見返りが多すぎるとして嫌がりました。

 

ヒルはキャリア6年目のPG(6フィート4インチ)。

デビュー以来の通算成績は平均7.0点・4.7アシストくらいですが、プロ入りから4シーズンほどを過ごしたホークスでは大半の試合でスターティングPGを務めていました。

 

このシーズンはソニックスでミニッツを失っており、クリスマスの試合を最後に欠場中(理由は不明)。

トレード直後の身体検査では膝の怪我が見つかり、しばらくプレイできません。

クリッパーズとしては年末の要求よりも見返りが少ないですが、テイラーが抜けたので妥協したでしょうか。

(ウェストファルはこのトレード直前にニックスと契約を結んでいます)

 

スミスはクリッパーズ在籍時について「楽しく過ごしたよ」「ただ、物事がもう少しうまくいってくれればよかったと思う。こういう結果になってしまったのは残念。チームとしても、組織としても、あまり運に恵まれなかったね」とコメントしています。

 

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この後はもういいところがなく、7連敗と19連敗。

シーズン最終戦で連敗は止めましたが、チーム史上最低(ブレーブス時代も含む)となる17勝65敗でシーズンを終わりました。

 

カンファレンス単独最下位で、リーグ全体でも下にはキャブス(15勝67敗)がいるだけ。

イーストのチーム相手には2勝しかできず(20敗)、後半戦の4勝35敗はリーグワーストでした。

 

3Pは引き続きリーグ上位で、得点関連のスタッツは悪くないんですが、リバウンドはリーグ最下位でTOも多め。

ディフェンスは平均失点がワースト3位、被FG成功率がワースト1位と壊滅しています。

 

【G陣①】

 

テイラーは41試合で平均10.8点・5.6アシスト・1.1スティール・3P成功率36.5%。

3P成功率はリーグ7位に相当します。

 

テイラー離脱後はまずジョン・ダグラスが3試合スタートし、その後はクリスがスターターに入りました。

 

クリスはスターターになってから6試合連続で2桁得点をあげ、6試合目ではキャリアハイの34点をあげて連敗ストップに貢献。

3月末のキングス戦を最後に一足早くシーズンを終えますが(理由は不明)、加入後は28試合中20試合でスタートし、

平均12.9点・4.0アシスト・FG成功率47.9%・FT成功率88.4%をマークしました。

 

FT成功率はシーズン通算だと88.7%で、これはリーグ2位の高確率です。

 

クリスが離脱した後はヒルがスタート。

ヒルは3月半ばの試合で復帰し(ソニックス時代を含めると約2ヶ月半ぶりの復帰)、復帰6戦目からスターターへ。

加入後は19試合(14試合がスタート)で平均4.7点・4.3アシストでした。

 

トレード時点でサイラスHCは、ヒルがシステムを覚えればすぐにスタメンになるだろうといった趣旨の話をしており、言葉通りの起用ではあります。

 

【G陣②】

 

スミスが抜けた直後、サイラスHCはブルックスをSGにスライドさせ、ブライアントをスタメンに入れた大型ラインナップを使用しました。

 

しかし、そのブライアントも3月半ばに一時戦線離脱(2週間強)。

ここで出番が回ってきたのはジム・ブロガンでした。

 

ブロガンはシーズン前半はなかなかまとまったミニッツをもらえませんでしたが、スミスのトレード以降は出場機会が増加。

スタートした19試合では平均10.6点・4.0アシストを稼いでおり、マイナー校出身のドラフト外ルーキーとしては上々です。

 

途中加入のウッドは、ホークス時代からミニッツが倍近く増加。

29試合中スタートしたのは5試合だけでしたが、平均23.9分のプレイで、平均12.5点・FG成功率51.8%・FT成功率80.2%をマークしました。

 

ダグラスは64試合で平均7.0点・2.3アシスト。

クリスが抜けたシーズン終盤にミニッツを得、すべてベンチスタートながら4月には7試合連続2桁得点もマークしています。

 

【F陣①】

 

ブルックスは82試合(73試合がスタート)で平均15.6点・7.6リバウンド・1.4スティール。

平均33.5分というミニッツはチーム最長で、ほぼすべてのカテゴリーで昨シーズンからスタッツをアップさせました。

 

ブライアントは75試合(49試合がスタート)で平均11.8点・3.7リバウンド・2.5アシスト・1.0スティール・3P成功率26.7%。

得点とアシストはキャリアハイ、リバウンドはダウン、そして3Pは増加という地味に独特なスタッツを残しました。

 

3Pは8/30。試投数30本はリーグ42位なんですが、この当時はFで3Pを打つ選手は少なく、1~41位に6フィート8インチ以上の選手は二人しかいません。

 

チェンバースは81試合(58試合がスタート)で平均17.2点・6.9リバウンド。

オール・ルーキー・チームには入れませんでしたが、チームのリーディング・スコアラーとなりました。

FG成功率52.5%はキャリアハイ、FT成功率62.0%はキャリアワーストです。

 

12月に入って調子を落としたためか、12月半ばから1月末までベンチスタートとなりますが、その後はほとんどの試合でスタート。

シーズン終盤には調子を上げ、3月以降は25試合で平均23.9点・9.0リバウンドを稼いでいます。