王97~98シーズン

 

ボビー・ハーリー→テリー・デヘア

ミッチ・リッチモンド

ビリー・オーウェンス

マイケル・スミス→コーリス・ウィリアムソン

オールデン・ポリニス

 

序盤のラインナップはこんな感じ。

ハーリーは3試合目までで、スミスは4試合目で負傷離脱。開幕4連敗でスタートしました。

 

その後、デヘア&ウィリアムソンが入ってから復調。

更に12月頭にデヘアとアンソニー・ジョンソン、12月半ばにポリニスとマイケル・スチュアートを入れ替える荒療治?を施すと一転して勝ち始めます。

 

7勝16敗だったチームが、スチュアート先発後の15試合を10勝5敗と勝ち越し。

オールスターブレイク前後の10試合も7勝3敗とし、2月半ばの時点では24勝29敗と今年もプレイオフの最終スポットを狙える位置につけていました。

 

●ここでトレードを1件

スミス&ハーリーをグリズリーズに出して、オーティス・ソープ&クリス・ロビンソンを獲得。

 

ソープは10シーズン振りの帰還。

35歳のベテランになりましたが、グリズリーズでもスターティングPFを務めており、47試合で平均11.2点・7.9リバウンドを稼いでいました。

 

ロビンソンは2年目のSG(6フィート5インチ)。

昨シーズンは、2巡目ルーキーとしてはまずまずでしたが、今シーズンは出場機会を失っていました。

 

開幕直後に戦列を離れたスミスは年明けに復帰していましたが、スタッツを見る限りはイマイチ。

ハーリーもほぼ戦力外状態でした。

 

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このトレードがどの程度影響したのかはわからないんですが、キングスはトレード直後に7連敗。

 

スターティングCがスチュアートからソープに替わったところで連敗を止めますが、直後に今度は12連敗。

またしてもシーズン後半に崩れてしまいました。

 

最終成績は27勝55敗。ラスト29試合は3勝26敗という惨状でした。

このシーズンのウェストは下位チームのレベルが低く、20勝以下のチームが5チームもあり、これでもカンファレンス9位です。

 

ちなみに、開幕直後の97年11月7日のクリッパーズ戦では、サクラメントに移転して依頼続いていたアルコ・アリーナのチケット完売記録が498試合でストップ(!)

12年間で2回しかプレイオフに出られないチームがこれだけ長期間ソールドアウトしていた時点で素晴らしい記録だとは思いますが…

 

【シーズン通して頑張りました】

 

トレードの噂はあれど、このチームはやはりリッチモンド頼み。

70試合で平均23.2点(リーグ4位)・4.0アシスト・1.3スティール・FT成功率86.4%(リーグ10位)・3P成功率38.9%(130/334)をマークしました。

オールスター出場&オールNBA3rdチーム入りを果たしています。

 

右膝を負傷して終盤の12試合を休んでおり、チームはそれに全敗。この人がいないとダメなんですよね。

ただ、チームへのあからさまな不満、勝利に繫がらない個人成績が好意的に捉えられない部分もあったようです。

 

このシーズンはウィリアムソンのブレイクイヤー。

スミス離脱でスターターとなり、そのままシーズン終了までリッチモンドに次ぐ得点源として頑張りました。

79試合中75試合でスタートし、平均17.7点・5.6リバウンドはなかなか。

3月4日のデトロイト戦では40点を奪っており、その活躍ぶりはMIPの候補に挙げられるほどでした。

 

オーウェンスは出場した全78試合でスタートし、平均10.5点・7.5リバウンド。

リバウンドはこの人にしては多い方で、昨シーズンからオフェンスのバリエーションに加わった3Pも(本数は少ないですが)成功率37.1%をマークしました。

 

【ルーキー・カルテット】

 

オリビエ・セントジーンは開幕直後に「タリーク・アブドゥル‐ワハド」と改名。

「タリーク」とは「道を切り開く者」とう意味。

「ワハド」とは「唯一の」という意味で、「アブドゥル‐ワハド」でアッラーの僕であることを示唆する名前となります。

(サンノゼ州立大時代にイスラム教に改宗していたようです)

 

ワハドの出来は今ひとつで、59試合(16試合でスタート)で平均6.4点。

SGなのにシュートが決まらず、FG成功率は40%程度。FT成功率は70%に届きませんでした。

 

ジョンソンは、ハーリーら先輩PGたちが奮わなかったお陰で77試合中62試合でスターターとしてプレイ。

平均7.5点・4.3アシストと、2巡目指名とは思えない貢献を見せてくれました。

 

苦労人ローレンス・ファンダーバークは、スミスの怪我もあってか、すぐにまとまったミニッツをゲット。

ベンチスタートながらデビューからの20試合中15試合で2桁得点を稼ぐなど、サプライズな活躍を見せました。

年末に負傷して2ヶ月ほど休み、復帰後は少しトーンダウンしますが、52試合で平均9.5点・4.3リバウンドは立派です。

 

そして、恐らくいちばんのサプライズがスチュアート。

ドラフト外ルーキーながら開幕24試合目にしてポリニスからスターターの座を奪い、ルーキー・オールスターにも選出されました。

シーズン終盤にはソープにその座を奪われてしまいますが、81試合(37試合がスタート)で平均4.6点・6.6リバウンド・2.4ブロック(リーグ7位)をマークしています。

 

【ベテランたち】

 

マッムード・アブドゥル-ラウーフは31試合で平均7.3点・FG成功率37.7%・3P成功率16.1%。

開幕からベンチスタートで、シーズンが進むとDNP CDとなることもしばしば。

最後はインフルエンザと目の潰瘍を患い、2月半ばにシーズンを終えました。

 

ナゲッツ時代も、94~95シーズンは開幕から30試合ほどベンチスタートだったんですが、そのときは主力としてプレイ。

エディ・ジョーダンHCはプリンストン・オフェンスを導入していたようで、それが原因でしょうか。

(リッチモンドがいるチームで同オフェンスを行うならば、ラウーフのスタイルは合わないような気がします)

 

新加入のデヘアは77試合(18試合がスタート)で平均6.4点・FG成功率39.9%・3P成功率37.9%。

不調だった昨シーズンよりは少しマシなんですが、起用法問わずムラが激しく、FG成功率はスタートしたときの方が悪いです。

 

序盤にスターターを外されたポリニスは、ソープ加入後は3番手のCにまで格下げ。

後半戦は欠場も多く、平均14分ほどしかプレイしませんでした。

シーズン通算では70試合(25試合がスタート)で、ミニッツは昨シーズンから平均15分ほどダウン(平均20.8分)。

平均7.9点・6.3リバウンドと、キングス加入後ワーストのシーズンとなりました。

 

ソープは加入後、27試合(20試合がスタート)で平均8.3点・6.1リバウンド。

グリズリーズにいたときから平均10分ほどミニッツが減っているので、まぁ順当な出来でしょうか。

 

【人事】

 

①11月半ばにデレック・グリムを解雇。

②12月下旬にマーク・ヘンドリクソンと契約。

③トレード期限直後にケビン・サルバドーリを解雇。

 

ヘンドリクソンは2年目のF(6フィート9インチ)。

キングスでは層の厚いポジションなんですが、シーズン終了まで生き残りました。

この人は、この年、MLBのトロント・ブルージェイズからもドラフト指名されており、のちにメジャーリーガーになります。

 

ちなみに、トレードで加入したロビンソンは、グリズリーズ在籍時よりもミニッツが増加。

19試合で平均5.7点・3P成功率40.5%をマークしています。