帆79~80シーズン①


ブライアン・テイラー

ロイド・フリー

ニック・ウェザースプーン

シドニー・ウィックス/ジョー・ブライアント

スウェン・ネイター

 

序盤のスターターはこんな感じ。

ウィックスは開幕4試合で一度戦列を離れ(怪我ですかね)、そこからしばらくはブライアントが入りました。

 

開幕から2週間ほど経った10月末、故障欠場中のビル・ウォルトンが練習中に再び足を痛めたと報じられます。

そして、11月8日頃、左足の舟状骨を再骨折していたことがわかり、長期離脱となりました。

(とある媒体の10月末の記事で、“今シーズンプレイできるのか疑問視されている”と書かれており、驚くようなことではなかったかもしれません)

 

すっかり層の薄くなってしまったクリッパーズは、序盤は黒星が先行しますが、12月に入ってペースアップ。

年末には19勝19敗の五割まで浮上し、年明けには6連勝で27勝23敗としました☆

 

ジーン・シューHCは、11月末からウェザースプーンに替えてビンゴ・スミス(10月末にトレードで獲得)をスターターに固定しており、実際にどのような効果があったのかはわかりませんが、この起用はチームの調子が上がった時期と符合します。

 

直後のロード6連戦に全敗して借金生活に戻りますが、前半戦最後の試合で連敗を止め、28勝29敗でオールスターブレイクへ(カンファレンス6位)。

その試合ではビル・ウォルトンも戻ってきました☆

 

後半戦。ウォルトンはしばらくベンチスタートでしたが、チームが4連敗を喫したところでスタメンに入ると、24分で16点&11リバウンド&2ブロックをマークし、連敗ストップに貢献。

その後も、25分強のミニッツがほとんどでしたが、得点、リバウンド、アシスト、ブロックでオールラウンドなスタッツを残しています。

 

ただ、ウォルトンが戻ってきてもチームはさほど勝てるようにはならず(フル稼働ではないからかもですが)、黒星が先行。

そして、ラスト10試合ほどで崩れてしまいます。

 

発端と言えそうなのが、主力の離脱。

3月11日のレイカーズ戦を最後にウォルトンが再び戦列を離れ、3月19日の記事ではウォルトンとフリーがシーズンの残り5試合を欠場すると発表されました。

 

ウォルトンについては、舟状骨の再骨折部位を再び傷める危険があるとして、専門医がシーズン残りの欠場を指示。

フリーは直前のブルズ戦で肋骨を負傷していました。

(この発表後、フリーは怪我を押して1試合だけプレイするんですが、スタッツを見る限り本調子ではなかったように思います)

 

クリッパーズは残り7試合を残して35勝40敗とカンファレンス6位につけていたんですが、主力を欠いたラスト7試合にすべて負けてしまい、35勝47敗で終了。

 

7連敗のうち2敗は、最終第6シードを争っていたブレイザーズ相手のもの(フリーが強行復帰したのはブレイザーズとの2戦目)。

惜しくもプレイオフ進出は叶いませんでした。

 

ディフェンスは悪いままで(平均失点は減りましたが、被FG成功率がワースト2位)オフェンスも悪化。

このシーズンから導入された3Pは優秀で、成功数&試投数でリーグ首位、成功率でリーグ2位につけています。

 

【エース】

 

フリーは68試合の出場でしたが、ミニッツは平均38.0分(リーグ7位)に増加。

平均30.2点(リーグ2位)・4.2アシスト・1.2スティール・FG成功率47.4%をマークしました。

ちなみに、得点王はまたしてもジョージ・ガービンです。

 

FGの成功数と試投数はこのシーズンもリーグ上位で、FTは成功数、試投数ともに2年連続のリーグ1位。

オールスターにもファン投票で初選出され、スターターとして14点&5アシストをあげています。

フリーがクリッパーズでスコアラーとしてここまで開花したことは、一部の人たちにとっては予想外だったようですが、2年連続のこの活躍でそんな声もなくなったでしょうか。

 

シクサーズ時代にもフリーを指導していたシューHCはフリーに絶大な信頼を寄せ、接戦の試合終盤はフリーにボールを回すよう指示を出していました。

 

「彼はリーグで最も才能のある選手の一人だ」

「我々が払ったものだけで彼を獲得できたなんて、まったく信じられない(ドラフト1巡目指名権に対する感覚が今とは少し違いますかね)」

「でも、フィラデルフィアで彼を使っていたときは、オフェンシブな選手が多すぎた。(ジョージ・)マクギニスとジュリアス・アービングという、ディフェンスをしないオフェンシブなFが2人いた。我々はボールをパスするためだけに、(ヘンリー・)ビビーを入れておく必要があったんだ」

 

「フリーなしで我々がどこまでやれるのか、わからない」

「リーグのGで、ロイドを1対1で守れる選手がいるとは思わない」

「チーム・ディフェンスならロイドを抑えることはできる。でも、ひとりでは無理だ。彼は誰を相手にしてもシュートを打てるし、ファウルを引き出すのもうまい」

 

フリーにとってシクサーズ時代は黒歴史のようですが、シューHCの印象はその頃から悪くなかったようです。

少なくともジーンの下で第3Gガードとしてプレイしていたときは、自分の出場時間はもらえた」

「でも、ビリー・カニングハムは僕のことを決して好きじゃなかった。1回ミスすると、すぐに『はい、もう終わり』だったね」

「ここでは、1つや2つミスしても大丈夫だとわかっている。コーチが僕を支えてくれている。選手たちも僕を支えてくれている。そしてファンもそうだ。まるで生まれ変わったみたいだ」

 

また、フリーは、シクサーズで自分が制限されていたのは、ダグ・コリンズがいたからだと主張。

「彼らは僕をスターターにしようとはしなかった。僕がオールスターになるとわかっていたからだ」

「そして、あの街ではバックコートのオールスターは1人だけだと決まっていた。それがダグ・コリンズだった。最初から最後まで政治だった。彼らは僕をスケープゴートにしていたんだ。ジョージ(マクギニス)をそうしたのと同じようにね」

(※マクギニスも78年のオフにシクサーズから放出されています)

 

マクギニスとフリーが抜けた昨シーズンのシクサーズは一昨シーズンから8勝減っており、

「彼らは絶対に勝てないよ。いつも間違った人間を選んでいるから」

「肉がないんだ。先発フロントラインの平均体重はたった215ポンドだよ」とこき下ろしています。

(※このシーズンのシクサーズは昨シーズンから12勝増やし、ファイナルまで進みますが)