王81~82シーズン②
 

キングスは、HCがフィッシモンズになってからもロードでは毎シーズン負け越しているんですが、逆にホームではずっと勝ち越し。

このシーズンもホームでは23勝18敗でした。

 

【PG】

 

フォードは72試合で平均9.9点・6.3アシスト。

出場したほとんどの試合でスタートしましたがミニッツは平均27.1分で、なんと昨シーズンから平均7.6分も減りました。

 

目の怪我の後遺症のためか、スタッツは故障前から大幅ダウン(視力だけでなく視界に影響があったという話も)。

特にシーズン後半にスタッツを落としています。

 

ラリー・ドリューは、年末にフォードが戦列を離れたときにスタメンに入ると、最初の2試合で平均22.5点・9.0アシストの活躍。

その後はムラがありましたが、フォード復帰後もミニッツは多く、オールスター以降はフォードよりも長くプレイしました。

 

シーズン通算では81試合(19試合がスタート)で平均24.4分プレイし、平均10.8点・5.2アシスト・1.4スティール。

スターターを務めた19試合では、平均16.1点・7.1アシストまで上がります。


【SG】

 

ウッドソンは、キングスでは76試合(74試合がスタート)に出場し、平均16.1点・1.8スティール・FG成功率50.7%をマーク。

なんとこのシーズンのリーディング・スコアラーでした(スティール王でもある)。

 

オーティス・バードソングの移籍でスタメンに定着したかに見えたアーニー・グランフェルドは、開幕8試合でまたベンチスタートに。

ただ、ミニッツは平均23.4分と長く、81試合で平均12.7点・FG成功率51.1%・FT成功率82.1%と自己最高のスタッツを残しました。

 

ホークアイ・ホイットニーは、12月半ばに昨シーズン負った怪我から復帰しますが、怪我の影響かロスターが新しくなっていたからか、出場機会は限定的。

4試合ほど散発的にスタメン起用されますが、そのときも結果は残せませんでした。

 

【F】

 

キングは、80試合(76試合がスタート)で平均12.1点・6.5リバウンド・2.2アシスト・1.1スティール。

全体的に昨シーズンからスタッツが落ちているんですが、特にラスト2か月は平均8.3点・6・1リバウンドと奮いませんでした。

スターターではありましたが、FのもうひとりがPF的な選手だったりSF的な選手だったりと定まらなかったのも影響しているでしょうか。

 

エディ・ジョンソンは74試合中27試合でスタート。

平均20.5分のプレイで平均9.3点でした。

 

ロビンソンが欠場した年末から1月末にかけて好調で、1月は平均30分近く起用され、平均13.5点をマーク。

フィッシモンズHCは当初、ケビン・ロダーやホイットニーをロビンソンの代役として使ったんですが、最終的にEジョンソンがその座を掴みました。

(ただ、ロビンソン移籍後はスタートしてもムラが激しく、スターターに定着はできず)

 

新加入のRジョンソンはベンチスタートが主で、スタートしたのは31試合中9試合でしたが、スタッツは平均12.2点・6.1リバウンド・FG成功率55.6%。

キングと遜色ありません。

 

ロダーは71試合(13試合がスタート)で平均6.9点。

1月から少しスタッツをアップさせ、3月には11試合連続でスタートしました(最初の7試合は2桁得点)。

 

2月半ば過ぎ、フロントはケビン・デナードと契約。

開幕直前に解雇されたデナードはCBAでプレイしており、オールCBA1stチームに選出されていました。

キングスでは30試合で平均5.0点・4.4リバウンド。

平均20分ほどのミニッツはEジョンソンとほぼ同じで、ロダーよりも多いです。

 

【C】

 

開幕戦でレイシーがスタートした後は、ジョー・メリウェザースティーブ・ジョンソンが5試合ずつスタート。

しかし、メリウェザーは二度目の5試合を終えた直後(12月頭)に左膝を傷めてしまいます。

 

メリウェザーの怪我は靭帯の損傷で、ここでシーズン終了(18試合の出場)。

その後は多くの試合でSジョンソン、たまにレオン・ダグラスがスタートするというかたちでした。


Sジョンソンは78試合中50試合でスタートし、平均12.8点・5.9リバウンド・1.1ブロック・FG成功率61.3%(リーグ2位)。

良くも悪くも前評判通りのスタッツという感じでしょうか。

 

因みに、372ファウルはリーグ1位。

平均4.8ファウルも犯しており、48試合で5ファウル以上、25試合でファウルアウトしています。

 

ダグラスは67試合に出場し、ミニッツは昨シーズンとほぼ同じだったんですが、シュートチャンスが激減。

平均2.7点は断トツのキャリアワーストでした(今までのキャリアワーストは昨シーズンの平均6.0点)。

 

【レイシー】

 

レイシーはシンシナティ時代からこのチーム一筋で12シーズン目に入ったところでした。

この期間、レイシーよりも長くひとつのチームに在籍している選手はロケッツのカルビン・マーフィーだけです。

 

キングスのチーム史上でも、レイシーよりも長くチームに在籍した選手はいません。

 

6シーズン連続100ブロック&100スティールというNBA史上5人しかいない快挙も成し遂げており(ジュリアス・アービング、アキーム・オラジュワン、デビッド・ロビンソン、ベン・ウォレス)、背番号44はのちにキングスの永久欠番となります。

 

この当時のとあるNBAコーチは、

「サム・レイシーのことは聞かないでほしい。私は彼のことをあまり尊敬していないからね」としながらも、

「でも、彼は良いパスを出す選手だ。かなりハードワークをする。頭がいい。自分のできることとできないことを分かっている。そして、物事をうまく動かすんだ」と評価。

 

レイシーは、自身のプレイスタイルとそれに対する評価についてこんなコメントを残しています。

「僕はいつもこうやってプレーしてきたんだ」

「圧倒的なCだったわけでもないし、目立ったスタッツも持っていない。でも、毎晩ディフェンスをして、パスを繋いでいる」
「自分のプレイの仕方はわかっている。それが大切なんだ」

「数年前は、尊敬されていないことが気になっていたけれど、どうしようもない。泣くこともできない」

 

~~~~~~~~~~~~

 

このシーズンの観客動員数は全23チーム中21位。

1試合平均6644人でした。

 

一方、ケンパー・アリーナに移ってきたばかりの、MISLのカンザスシティ・コメッツは平均1万1508人。

興行収入でキングスを圧倒してきました。

 

MISLは、①ショー的な要素が強い、②通常のサッカーよりも点が入る、③地域密着のPR活動や地元企業とのコラボなど地域密着型の戦略をとっていた…と地元ファンを新たに惹きつける魅力がありました。

ショー的な要素については、「NBAよりもディスコやロックコンサートに近かった」と話した人もいたそうです。

 

チームの中心選手を相次いで放出し、戦績も奮わないキングスでは勝てないでしょうか。