帆77~78シーズン①

 

チャック・ウィリアムス

ランディ・スミス

ビリー・ナイト

ジョン・シューメイト

スウェン・ネイター

 

開幕時のスタメンはこれ。

大幅にロスターを動かし、不運な怪我もありましたが、スタートは勝ったり負けたりの勝率5割ペース。

決して悪くはありませんでした。

 

11月下旬、9勝9敗となったところで、フロントがまたトレードを敢行。

ポテンシャルの高いトラブルメイカーを加えます。

 

●ギャンブル?

シューメイト&ガス・ジェラルド&79年のドラフト1巡目指名権をピストンズに放出し、マービン・バーンズ&78年のドラフト2巡目指名権&78年のドラフト4巡目指名権を獲得。

 

バーンズは6フィート9インチのF。

74年にABAのスピリッツ・オブ・セントルイスでデビューし、NBAでは昨シーズンからプレイ。

ABAではルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2年連続オールスターに選ばれるほどの選手でしたが、ピストンズでは出場機会が激減していました。

 

能力は高く評価される一方、ABA/NBA史上屈指と言っても過言ではないほど素行に難があり、愛称は“BAD NEWS”。

これまで数多のトラブルを起こしており、直近のオフには5ヶ月ほど服役しています。

 

コットン・フィッシモンズHCは、次のように評価していますが…

「彼が大学を出たとき、私は彼を全米でも最高クラスの選手の一人だと思っていた」

「彼は本当にいろいろなことができる。素晴らしいリバウンダーだし、ABAでの2年間では、とても安定した選手であることを証明していた」

 

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バーンズは加入後すぐベンチスタートでプレイしますが、3試合出ただけで出場停止処分に。

練習を2回休み、試合にも1試合出なかったことが原因でした。

 

バーンズはこのタイミングで3週間近く欠場。

この期間にはブレーブスとの間で、契約上の問題を解決しています(バーンズには多額の借金があり、それを返済するための計画を立てたんだとか)。

そんなわけで、バーンズがコンスタントに出場するようになったのは、トレードから1ヶ月ほど経った年末のことでした。

 

年内最後の試合からぽつぽつスターターとしても起用されるようになりますが、1月半ばからまた2週間ほど欠場。

“背中の故障で欠場”ということだったようなんですが、あるタイミングから、チームはバーンズと連絡が取れなくなっていました。

 

ノーム・ソンジュは「彼の電話番号は知っているが、ずっと呼び出し音が鳴り続けるだけだった。電話が止められているのかもしれない」と不安を吐露。

1月最後の試合で復帰するんですが、バーンズが見つかったのはその日の午前だったそうです。

 

バーンズが出たり入ったりしていたことがどの程度影響したのかはわかりませんが、トレード後は黒星が増加。

1月半ばから2月頭まで、オールスターを跨いで10連敗を喫しました(16勝32敗)。

 

連敗を止めた後、フィッシモンズはバーンズをスターターに固定しますが、2月末にはナイトが戦線離脱。

ナイトは膝の怪我で、ここでシーズン終了となってしまいます。

 

ナイトの代わりは、主にビル・ウィロビーラリー・マクニール(2月頭に契約)。

離脱直後はスケジュールに助けられた感もあり、10試合を6勝4敗と健闘しますが、そこから悪夢の11連敗。

これによって、ラスト14試合は1勝13敗と負け越しました。

 

最終成績は27勝55敗。

ホームでは20勝21敗だったんですが、ロードで勝てず、7勝34敗。

10連敗と11連敗はどちらもロード連戦のある時期のものです。

 

【生き残り】

 

スミスは全82試合に出場し、リーグ5位&キャリアハイの平均40.4分もプレイ。

これまたキャリアハイの平均24.6点(リーグ7位)に加え、3.8リバウンド・5.6アシスト(リーグ8位)・2.1スティール(リーグ8位)をマークしました。

 

オフの間に契約延長に成功したようで、それがひとつよかったでしょうか。

個人スタッツでは自己ベストと言える出来で、オールスターにも2年ぶりに出場(2回目)。

ベンチスタートながら両チーム最多の27点をあげ、なんとオールスターMVPを受賞しました☆

 

試合は1Qからウェストがリードする展開でしたが、スミスは1Qと2Qの終了時にそれぞれブザービーターをヒット。

92対100とイースト8点ビハインドで始まった4Qには大活躍を見せ、それが133対125の逆転勝利につながりました。

 

【もうひとりのG】

 

ウィリアムスは73試合中58試合でスタート。

平均27分ほどのプレイで、平均7.3点・4.3アシストをマークしました。

2月末~3月末まで1ヶ月ほどスタメンを外され、その期間は数分程度しか起用されないこともありましたが、最終的にはスタメンに戻っています。

 

2月末、ウィリアムスの代わりにまず起用されたのは、バード・エイブリット。

エイブリットは6試合連続でスタートし、好スタッツを残しましたが(平均17.8点・5.2アシスト)、その後は3月末までマイク・グレンがスターターを務めました。

 

エイブリットは12月半ばにネッツを解雇されており、1月末にブレーブスに復帰。

ブレーブスでは36試合中34試合に出場し、ミニッツも昨シーズンから増加。

平均9.5点・FG成功率43.6%(ABA時代も含め、キャリアハイ)をマークしました。

 

グレンは12月半ばに加入した6フィート2インチのルーキーG。

ドラフト2巡目でブルズに指名され、入団しますが、1試合も出ないまま12月頭に解雇されていました。

 

加入後は56試合で平均7.9点・FG成功率52.7%。

スタートした14試合に限ると平均13.4点を稼いでいます。

ちなみに、フロントはグレンと契約したときにゲーリー・ブロカウを解雇しました。