帆76~77シーズン③

 

あっという間に寄せ集めのようなロスターになってしまいました。

 

【ベンチ陣】

 

アダムスは77試合(15試合がスタート)で平均7.3点・4.8アシスト・1.0スティール。

昨シーズン(ブレーブス在籍時)から平均10分ほどミニッツが増え、全体的にスタッツはアップしました。

 

ジアネリは、ブレーブスで57試合(16試合がスタート)に出場。

平均22.5分プレイし、平均7.0点・5.2リバウンド・1.2ブロックでした。

バックアップとしてはまずまずですかね。

 

フレッド・フォスターは59試合の出場。

後半戦は欠場が多く(故障があったかは不明)、プレイした試合に関してもほぼローテーション外でした。

これがNBAで最後のシーズンです。

 

これがNBAで初めてのシーズンとなるバード・エイブリットは、75試合で平均7.9点・FG成功率37.8%をマーク。

バックアップ起用で固定され、ミニッツはABA時代から平均10分ほどダウンしました。

 

ムラが激しく、調子がいいときは20分強で2桁得点を稼ぎますが、ダメなときはさっぱりです。


【細かい動き】

 

①開幕当日、クロード・テリーと契約。

②11月頭、77年のドラフト1巡目指名権をバックスに出して、ジム・プライスを獲得。

③その直後、ジョニー・ニューマンを解雇し、クライド・メイズと契約。

④11月末、メイズを解雇し、ゼイド・アブドゥル‐アジズと契約。

⑤12月半ば(マッカドゥー放出直後)、プライスをナゲッツに放出し、ガス・ジェラルド&チャック・ウィリアムスを獲得。

⑥2月頭、テリーをホークスに売却。

 

テリーは6フィート3インチのSG。

72年にABAのナゲッツ入りして4シーズン在籍しました(入団時はロケッツ)。

ブレーブスではあまり起用されません。

 

プライスはキャリア5年目のPG。

2年目にオール・ディフェンシブ2ndチーム、3年目にオールスターに選出された選手なんですが、その後は停滞。

ブレーブスでも、ディグレゴリオを評価していなかったと思われるロック前HCの指揮下に加入したにもかかわらず、出場機会はまちまちでした。

 

アジズは、昨シーズンまでは“ドナルド/ドン・スミス”という名前でプレイしていました。

このシーズンの開幕時は所属先がなく、ブレーブスでも平均9分ほどしか起用されませんでした。

ただ、時折リバウンドで存在感を見せています。

 

ジェラルドは74~75シーズンにABAのスピリッツ・オブ・セントルイスでデビューしたF(6フィート8インチ)。

このシーズンはナゲッツで、ほとんどの試合でSFのスターターを務めていました。

ブレーブスでのミニッツは少なめでしたが、シーズンラスト7試合ではシューメイトの怪我もあってか積極的に起用されています。

 

ウィリアムスは、昨シーズンまでABA一筋で6シーズンプレイしていたPG(6フィート2インチ)。

ABA時代はオールスターにも二度選出されていますが、このシーズンはナゲッツで出場機会を失っていました。

 

ロック前HCが、自身の解任直前にディグレゴリオの代わりにスタートさせたのがこの人。

しかし、その期間も含め、目立った成績は残していません。

 

【ブラウンの動き】

 

11月にチームの50%を手にしたブラウンは、その後(シーズン中に)残りの50%もゲット。

 

この具体的な日時や数字はわからないんですが、77年3月末にブラウンがノーム・ソンジュを球団社長兼GMとして雇っているので、少なくともそれより前かと思います。

 

◇ソンジュ招聘

11月にチームの50%を購入したブラウンはGM探しを始め、ソンジュに目を付けました。

ブラウンは“ソンジュがGMを引き受けてくれるなら残りの50%を買い取る”というほどソンジュを評価していました。

 

ソンジュは生まれも育ちもシカゴで、同郷の同世代にジェリー・コランジェロがいるんですね(同じ学年か、ソンジュの方がひとつ年上)。

 

コランジェロは62年にイリノイ大を卒業し、66年にブルズのフロント入り(68年にはサンズの初代GMとなります)。

ソンジュも、シカゴに近いジョージ・ウィリアムス大でコーチを務めたり、青少年向けのキャンプを開催したりとバスケットボールに携わっていました。

 

どのタイミングで知り合ったのかはわかりませんが、ブラウンがカーネルズのオーナーを務めていた頃、コランジェロがブラウンにソンジュを紹介。

ブラウンはソンジュを高く評価してチームに引き入れようとしますが、このときのソンジュはサービス企業(清掃・施設管理・住宅向けサービスなど?)で成功しており、勧誘は失敗に終わりました。

 

今回は、ブラウン自らシカゴのソンジュ宅に出向いて説得。

最終的にはソンジュの奥さんが、ブレーブスの仕事を受けるように勧めたようです。

 

◇そして…

ブラウンは、今度は自身の持ち分をハリー T・マングリアンJr というビジネスマンに売却しました。

(全体の何%を売却したのか、具体的な日時や数字はわかりません)

 

ブラウンは、ブレーブスをルイビルに移転させ、カーネルズに相当するものを復活させたいと考えていたようなんです。

ところが、その計画に協力してくれる人(そのために共同オーナーになってくれる人)を見つけられず、この売却となりました。

 

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ブレーブスは、地元人気でセイバーズに負けているとはいえ、過去3シーズンはなんやんかんやで1シーズン当たり42万人以上を動員していました。

(いちばん集客の良かった74~75シーズンは、全18チーム中5位です)

 

しかし、このシーズンは31万8398人までダウン。

スター選手を手放し、移転騒動があり、戦績も低迷…では仕方ないですね。