帆75~76プレイオフ:1stラウンド②
マイナーなシリーズにもドラマがあります。
●ゲーム3@ザ・スペクトラム
シューメイトはCT検査を受け(この当時はCATと言ったんだとか)、異常はなし。
この日の11時頃に退院し、スタメンとしてプレイします。
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試合は、開始早々ブレーブスが7対2と走りますが、シクサーズはコリンズやマクギニスらの活躍で反撃。
32対32で2Qへ。
2Qは、序盤からシクサーズの流れ。
フリーの得点やキャッチングスの働き(リバウンドやディフェンス)が目立ったでしょうか。
ブレーブスは最大13点差をつけられる苦しい展開となりますが、残り1秒でマッカドゥーのアシストからJマクミランがゴール下シュートを決め、55対64と一桁得点差で終わることが出来ました。
3Q。しばらくは得点の入れ合いが続きますが、途中からブレーブスがマッカドゥー、スミス、ケン・チャールズで連続得点をマーク。
特に、前半それなりに抑えられていたマッカドゥーのシュートが決まりだしたのは大きかったです。
シクサーズはカーターで堪えますが、ブレーブスは87対89と詰めて最終Qへ。
4Q序盤は接戦となりますが、ブレーブスが少し先行(最大7点のリード)。
残り1分16秒では、チャールズのドライブがキャッチングスにブロックされたところ、そのこぼれ球をマッカドゥーが取ってダンク。
これで109対105と4点差をつけました。
しかし、シクサーズはタイムアウトを挟んで、フリーのシュート、コリンズのプルアップ・ジャンパーで109対109の同点とします(残り41秒)。
ブレーブスは、シューメイトがポストでターンアラウンド・ジャンパーを決めますが、これがオフェンス・ファウルでノーカウントに。
対するシクサーズは残り6秒、カーターがエルボーのあたりからジャンパーを沈め、109対111と逆転しました。
ブレーブスはマッカドゥーで攻めます。
マッカドゥーはドライブからジャンプしながらディフェンスを交わし、フィンガーロールのようなレイアップを打ちますがこれはミス。
しかし、リバウンドを自ら取ってそのままシュートを打とうとしたときに、同じくリバウンドを取ろうとしたクライド・リーからファウルをもらうんですね(!)
マッカドゥーはこれで得たFTを2本とも決め、試合はOTとなりました(111対111)。
OTは、開始早々Jマクミランがファウルアウト。
しかし、シューメイトの働きなどもあり、リードしたのはブレーブス。118対113とリードを奪います。
シクサーズは粘りを見せ、残り1分ほどから三度1点差に迫りますが、ブレーブスはその度に3点差に戻します。
最後は、残り7秒でチャールズがFTを2本とも決め(ファウルゲームで得たもの)、124対121として勝負あり。
124対123でブレーブスが勝ち、2勝1敗でシリーズ突破を決めました。
マッカドゥーは、途中まではキャッチングスやミックスのディフェンスに手こずりましたが、終わってみれば34点&22リバウンド。
試合終了直後にはボールをフロアに叩きつけました。
シューメイトはFTが不調でしたが、23点(FG10/12)&10リバウンドの活躍。
控えめに言っても、この人がプレイしなければ勝てなかった試合だと思います。
ラムジーHCは「ジョンは我々に強さを与えてくれた」と褒めました。
シューメイトはこの試合を以下のように振り返っています。
「ウォームアップのとき、眩暈がした。頭がふわふわしていた」「ジャックに『出られません』と言おうかと思った。でもチームメイトたちを見て、神が自分を支えてくれるよう祈ったんだ」
「みんなから『たった1試合のために選手生命を危険にさらすな』と言われた」
「でも僕は信仰に頼った。今朝、父から電話があった。『一緒に祈ろう』と言われた。物心ついた時からずっとそうしてきた。母はこう言った。『ジョン、大丈夫だと思うわ。私は祈っているし、神様があなたを守ってくださる』
僕は神に、『自分の仕事をさせてください。どうか慈悲を与えてください』と祈った。そして神が僕を支えてくれたんだ」
Jマクミランは25点、スミスは27点&11アシストをマーク。
ユニークな采配だったのは、OTでJマクミランが退場したときにラムジーHCがディック・ギブスを出したこと。
3分しかプレイしないんですが、カーターへのディフェンスを頑張りました。
シクサーズは、カーターが32点&6アシスト、コリンズが25点をマーク。
特にカーターは、チームが苦しいときに何本も決めていたように思います。
マクギニスは得点が伸びず、15点(FG4/14)&15リバウンド。
ブレーブスのディフェンスもよかったですかね。
ちなみに、シューメイトはマクギニスについてこのようにコメント。
「マクギニスは素晴らしい人間だ。試合前、人として僕を気遣ってくれた。
でも、選手としては本当に手強い。彼には心底感服した。
同じくらい優れた選手はいるかもしれない。でも、彼以上の選手はいない。
僕はCからFへ転向した。ジョージはスーパースターだ。
みんなは僕が彼を止めると思っていた。
でも、10年プレイしていたとしても止められないよ。誰も1対1では止められない。ヘルプを使うしかないんだ。
カリームを守るようなものさ。彼ならフックシュートを15本決める。マッカドゥーだってそうだ。40点取られてしまう」
その他、ミックスは18点、キャッチングスは8点&12リバウンド&5ブロック。
ベンチからはフリーが14点、ブライアントが9点&8リバウンドをあげています。
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ゲーム3の試合後、シューメイトはふらついていたようですが、「僕にはまだ勇気がある」
「この試合は、僕の人生で起きたどんなことよりも大きな意味を持っていたんだ」と語りました。
シクサーズのトレーナーは、
「金曜日の彼はひどい状態だった。死にそうに見えたよ。
脳震盪だった。今日プレイすべきじゃなかった。絶対にね。
でも彼らは『明日はない』と考えたんだろう。もし負けたら、その後6ヶ月かけて治せばいいんだから」と話しています。