山98年オフ②

 

ナゲッツは、ロックアウトの前後でまったく別のチームになります。

 

【△トレードと同じ日にもうひとつ】

 

00年のドラフト1巡目指名権をマジックに放出して、見返りにジョニー・テイラー&キオン・クラーク(ドラフト1巡目第13位)を獲得。

 

テイラーは6フィート9インチの大型SF。

昨年のドラフト1巡目第17位指名ですが、肩の故障でルーキー・シーズンは12試合しか出場できませんでした。

 

クラークはUNLV出身のサウスポーPF。

6フィート11インチ・220ポンドというサイズに加え、手足が非常に長く、運動能力も高いビッグマンです。

難点はオフコートでのトラブルと、それに伴う諸々。

 

高校卒業後、当初はテンプル大に進みたかったようなんですが学業要件を満たせず、2つのジュニア・カレッジを経てUNLVへ編入しました。

編入1年目(3年生)には同大史上初となる「1シーズンに100ブロックを記録した選手」となりますが、4年生のときは二度の出場停止処分を受けたことで退学処分に。

僅か10試合しかプレイできませんでした。

 

一度目の処分は97年3月(3年生のとき)にチームメイトとともにフロリダへ旅行したことが発端。

旅行費用を2人の代理人が負担していたことが問題でした。

クラークは旅行を途中で切り上げて戻り、大学側も自主的にこの件をNCAAに報告しますが、11試合の出場停止という厳しい処分が科されました。

 

二度目は98年2月、薬物検査で陽性反応が出たことが原因でした。

出場停止は、当初は5試合程度だったようなんですが、その間にクラークはコーチと話し合い、チームから離脱することを発表。

クラーク曰く、二度目の出場停止では、チームでの活動が禁止されたことで選手としての成長が妨げられたとのこと。

「自分を成長させる機会がなかった。個人練習やウェイトはできたけど、チーム練習ができなかった。それが痛かった」

 

代理人のトニー・ダットは「キーオンは大きく成長した。ミスはしたが、それを変えることはできない。大切なのはそこから学び、同じ過ちを繰り返さないことだ」と話しますが…。

 

【FA】

 

アントニオ・マクダイスと契約。

ちょうど1年前のオフ、「FAになったら再契約できないんじゃないか?」という懸念からサンズに放出されたマクダイスを呼び戻すことに成功しました。

 

この古巣復帰にはちょっとした裏話?があります。

 

マクダイスは、ナゲッツ、サンズの両方と交渉を進めており、一旦は「口約束でナゲッツ復帰が決まった」とされていました。

ところが、そこからどんな心境の変化があったのか、マクダイスの心はサンズに傾き出します。

マクダイスはコロラド・アバランチの試合にサンズでチームメイトだった選手たちを招待しました。

 

これを知ったイッセルはセキュリティに頼んで、サンズの選手たちがマクダイスと会えないように画策。

そのままマクダイスとの契約に至ったと言われています。

どの程度、信憑性のある話かはわかりません。

 

【その他もろもろ】

 

ケリー・マッカーティ、モンティ・ウィリアムス、ローレン・マイヤー、マーク・ランドールと契約。

自チームのFAは、ラフォンゾ・エリスジョニー・ニューマンも引き留めず、コーリー・アレキサンダー&エリック・ワシントンだけ呼び戻しました。

 

マッカーティはサザン・ミシシッピ大出身のスウィングマン(6フィート7インチ)。ドラフト外ルーキーです。

 

ウィリアムスはキャリア4年のSF(6フィート8インチ)。

ここ2シーズンほどはスパーズでショーン・エリオットのバックアップを務めていました。

 

マイヤーは95年のドラフト1巡目でマブスに入団したビッグマン(6フィート10インチ)。

サンズに在籍した昨シーズンは、故障のために全休しています。

 

ランドールは95年以来のNBAとなるF。

ここ3シーズンはCBAでプレイしていたようです。