帆72~73シーズン
スタートは最悪で、6連敗と8連敗を含む3勝16敗。
11月が終わったときには4勝19敗。
期待のボブ・マッカドゥーは、スターターとベンチスタートを行ったり来たりしていました。
ジャック・ラムジーHCは、“マッカドゥーはCとしてはフィジカル面で弱い” と考え、控えSFとして起用するなど試行錯誤していたようです。
(エルモア・スミス、ボブ・カゥフマンとの兼ね合いもありますかね)
12月に入ると少し勝てるようになり、オールスターブレイクまでの34試合は11勝13敗と健闘(15勝32敗)。
12月半ばごろからマッカドゥーがコンスタントにスタートする/できるようになったことも影響しているかもしれません。
しかし、後半戦はまた勝てなくなり、最後は11連敗でシーズンを終了。
11試合中7試合がロード、2試合が中立の会場(ただし、ロケッツとの2連戦をサンアントニオで戦っているので、実質ロードだったかもしれません)という厳しいスケジュールではあったんですが、この連敗で過去2シーズンを下回る21勝61敗となってしまいました。
このシーズンはシクサーズが歴史的に弱かったんですが(9勝73敗)、ブレーブスの21勝中7勝がそのシクサーズからあげたもの。
観客動員数も昨シーズンからダウンしています。
印象的な試合は、開幕直後のセルティックス戦。
3Q終了時に60対103で負けていたんですが、4Qにランディ・スミスが23点をあげる活躍を見せ、チームとしては驚異の58点をマークしました(試合には118対126で負けています)。
ちなみに、翌日に行われたバックス戦ではカリーム・アブドゥル‐ジャバーを欠くバックスに63対91で大敗。
1Qに7点、3Qに4点しか取れませんでした。
【ここは不動】
エルモア・スミスは開幕戦こそベンチスタートでしたが、その後はほとんどの試合でスタート。
76試合で平均18.3点(キャリアハイ)・12.4リバウンドをマークしました。
MVPの投票でも票を得ています。
難点はファウルの多さとFT。
FTはやや改善が見られたんですが、ファウルは昨シーズンと同じく平均3.9ファウル。
リーグ最多の16回ファウルアウトしています。
ボブ・カゥフマンは77試合で平均17.5点・11.1リバウンド・5.1アシスト。
得点は2シーズン連続で下降しましたが、リバウンドとアシストはキャリアハイ。
3年連続でオールスターにも選出されました☆
【スーパールーキー】
マッカドゥーは80試合で平均32.0分プレイし、平均18.0点・9.1リバウンド・FG成功率45.2%。
オール・ルーキー・チームに選出され、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました☆
序盤のパフォーマンスはムラが激しく、イマイチ。
不慣れなSF起用、ベンチ・スタートも影響したかと推察します。
スターター起用が平常運転になった12月半ば以降は、得点&リバウンドのダブルダブルを連発。
不発の試合も時折ありましたが、得点は25点以上のハイスコアも珍しくなく、後半戦は37試合で平均23.6点・10.9リバウンドをマークしています。
圧巻だったのはシーズンラスト3試合で、平均41点&19リバウンドをマーク。
シーズン最終戦ではいずれもシーズンハイとなる45点&25リバウンドを稼ぎました。
(対戦相手も、既にプレイオフに出られないことが決まった相手だったので消化試合ではあったかもですが)
「すぐスターになれるとは思ってなかった。すぐスターターになれるとは思っていたけど」と謙虚に語っていたのも嘘くさいくらいの活躍です。
【G】
ブレーブスの問題はバックコート。特にPGに苦戦したシーズンでした。
開幕直後はハワード・コーマイブズが主にスタートしましたが、11試合目からベンチスタートへ。
その後もローテーションには入っており(たまにスタートすることもありました)、シーズン通算では67試合で平均6.1点・3.6アシストです。
11試合目からはディック・ギャレット&ランディ・スミスというバックコートへ。
このシーズンはRスミスがPG的な役割を担うことが多かったようで、当時のスタッツを確認すると、ここから明らかにアシストが増加。
シーズン通算では、全82試合で平均14.8点・4,8リバウンド・5.1アシストをマークしており、10アシストが6度もありました。
ギャレットは、11月頭から1月半ばのオールスターブレイクまでは、多くの試合でスタート。
ミニッツは2年連続で減りましたが、78試合で平均10.0点をあげています。
ちなみに、ギャレットとルーキーのハロルド・フォックスは、シーズン序盤に “マリファナが見つかったアパートにいた” という理由で逮捕されました。
二人とも不起訴になるんですが、この直後(12月半ば)にフォックスは解雇。
ギャレットはそのままチームに残りました。
フォックスの代理人であるハーブ・ルドイは、“チームはギャレットの方が価値のある選手だと思ったのだろう” とフォックスだけが処分を受けたことに不満。
(フォックスはローテーションに入れておらず、解雇前は10試合に出たのみ。この後はEBAというリーグのチームと契約するなど、NBAではもうプレイしません)
一方、ギャレットもシーズン終了後に将来への不安を吐露しています。
「僕の契約はもうすぐ切れるし…ハロルドへの対応を見ていると、どうなるのかわからない。
…何が起こるのかわからないよ。…チームが彼を見せしめにしようとしているのか、それとも高額契約を整理しようとしているのかもわからない。…逮捕されて以来、トラブルには関わらないようにしている。…疑わしい場所には近づかないようにしている。…でもドラッグはどこにでもある。…社会のあちこちに広がっているんだ」
【続G】
後半戦は多くの試合でデイブ・ウォールがスタート。
この人は2年目のPGで、12月頭にブレイザーズから解雇されていたところをブレーブスが拾いました。
ブレーブスでは56試合で平均27.5分・8.8点・4.6アシストをマーク。
スタッツ的にはこの人のベストです。
フレッド・ヒルトンは、最初の10試合ほどはまずまずで、キャリアハイの36点をあげた試合もあったんですが、その後は出場機会が激減。
散発的に長くプレイする試合もあったんですが、トータル59試合の出場でミニッツは昨シーズンから平均10分ほど減少。平均7.2点でした。
ちなみに、ヒルトンもドラッグの問題を抱えていたようです。
ちなみに、マフディ・アブドゥル‐ラフマンは11月上旬に解雇(!)
開幕から精彩を欠いており、9試合で平均5.9点・1.9アシストでした。
【フロントライン】
ジョン・ハマーは昨シーズンから少し復調。
66試合で平均8.0点・4.9リバウンドでした。
チームはフロントラインが充実していますが、ローテーションには入っており、スターター出場もたまにありました。
ビル・ヒューイットも73試合に出場し、平均18分ほどプレイ。
シュートの確率が悪かったですが、平均5.0リバウンドはビッグマン3人に次ぐチーム4位でした。
コーネル・ウォーナーは11月頭に解雇。
すぐキャブスに拾われます。
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ラムジーは「うちはチームを作り替えなければならない。私が引き継いだこのチームはNBAで勝てるだけのプレイヤーがいない」とコメント。
マッカドゥーはのちに「俺のキャリアの中で最もフラストレーションの溜まるシーズンだった、だってこんなに負けるチームにいたことがなかったからね」と振り返っています。