王80~81プレイオフ:Cセミファイナル①
キングスの次の相手は第1シードのサンズ(55勝27敗)。
シーズン中の対戦成績は3勝2敗と勝ち越しており、そのうち2勝はフィル・フォード離脱後のもの。
更にそのうち1試合は、サンズを68点に抑えて勝っています。
●ゲーム1@アリゾナ・ベテランズ・メモリアル・コロシアム
キングスは80対102で大敗。
前半はまだ食らいついていたんですが、3Qでリードを広げられました(58対75)。
キングスにとって、おそらく負けたこと以上に痛かったのがオーティス・バードソングの怪我。
3Q?に右足首を捻挫して途中退場しており、次の試合以降しばらく出られなくなってしまいます。
レジー・キングは15点&8リバウンドをあげましたが、それに続くのがフランキー・サンダースの13点。
スコット・ウェドマンが12点どまりで、アーニー・グランフェルドは5点(FG1/6)&6TO。
サム・レイシーも奮いませんでした。
サンズは、デニス・ジョンソンとウォルター・ディビスがそれぞれ16点。
ジェフ・クックは13点&10リバウンド、トラック・ロビンソンは10点&11リバウンドでした。
ベンチの働きもよく、ジョニー・ハイが11点をマーク。
カイル・メイシー、アルビン・スコット、リッチ・ケリー、ジョエル・クレイマーらも貢献しています。
試合後の夜、キングとレオン・ダグラスはホテルの部屋で朝5時までこの試合について語り合ったんだとか。
キングは「あまりにも落ち込んで眠れなかった」「試合のことばかり話していた。あんな負け方をして恥ずかしかった。二度とあんな負け方をしたくなかった。二度と。絶対にね」と話しています。
●ゲーム2@アリゾナ・ベテランズ・メモリアル・コロシアム
フォードに続いてバードソングまで失ってしまったキングス。コットン・フィッシモンズHCはこんな大型ラインナップを組みます。
グランフェルド
ウェドマン
キング
ダグラス
レイシー
一方、サンズのジョン・マクロードHCは、バードソングの負傷による選手たちの油断などは全く気にしていない様子。
「このチームは、76年以来、私が率いたどのチームよりも精神的に準備ができている」「油断する余地はまったくない」
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前半は43対43の同点。
3Q。サンズがランを出し、10点差をつけますが、ここからキングスがやり返します。
このQのキングスはシュートが入らず、FG成功率22%という酷い数字なんですが、スローダウンが成功。
Q終了時には61対63と2点差に戻すんですね。
そして、キングスは88対83で逆転勝ち。
終盤まで競ったこの試合をものにしました。
ウェドマンはほぼフル出場で24点&9リバウンド、キングは20点&12リバウンドをマーク。
グランフェルドも19点&8アシスト&5スティールと活躍しました。
ダグラスは11点&8リバウンドとまずまず。
レイシーは(スタッツ上は)この試合もあまり冴えませんでしたが、ジョー・メリウェザーがベンチから8点&8リバウンドをあげています。
サンズはジョンソンが31点をあげましたが、それ以外は全員一桁得点。
ディビス8点、ロビンソン2点&8リバウンド、アダムス7点…でした。
ジョンソンは、「彼らは我々よりもアグレッシブだった」と振り返っています。
レイシーは、「もしかしたら、サンズはこのチーム(キングス)の個性を理解していなかったのかもしれない」
「(うちは)リーグで最もスローなバックコートを抱えているし、今のプレイスタイルではCBSの視聴率を下げているかもしれない。でも、諦めないよ」とコメント。
フィッシモンズHCは、「フェニックスでの初戦の後、私はこれまでのコーチとしての経験を総動員して、選手たちに“勝てる”と確信させる必要がありました」と語っており、早速その成果が表れたでしょうか。
●ゲーム3@ケンパー・アリーナ
キングスは、前半を40対49とリードされますが、3Qに点差を詰めて68対70で最終Qヘ。
そして試合終盤、残り9秒でウェドマンがシュートを決め、93対92で逆転勝ち(!)
シリーズを2勝1敗とリードしました。
殊勲のウェドマンは22点をマーク。
キングは後半に活躍し、29点&11リバウンド。オフェンス・リバウンドを8本も取っています。
この他、グランフェルドが17点&7アシスト、レイシーが12点&12リバウンド、ダグラスは4点&9リバウンドをあげています。
サンズは、ジョンソン19点&9リバウンド、アダムス19点&8リバウンド、ディビス17点、クック16点。
ロビンソンは、7点&7リバウンドと2試合連続で不発でした。
フィッシモンズHCは「サンズは今の状況にはまっている」「プレッシャーはすべて彼らにかかっている。こちらには何もない。まるでおとぎ話の世界にいるようだ。彼らは緊張しており、心の中で言い聞かせているに違いない」
「シリーズが始まったときほど自信過剰ではないと思う」
フィッツシモンズHCは、サンズのメンタル面に欠陥があることも見抜いていたんだとか。
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バードソングがいなくなってからの連勝は一見するとサプライズなんですが、実はシーズン中にバードソングが欠場した11試合の戦績は8勝3敗なんですね。
フィッシモンズHCは、フォードをまずいちばん高く評価しており、それに続くのがレイシー、キングでした。
フィッシモンズ曰く、「オーティスを批判しているわけではない」
「しかし、シーズン序盤に彼が得点力抜群だったときは苦戦し、(シーズン中の)最高の試合のいくつかは彼が負傷していたときのものだった。得点力の不足は他の誰かが補うことができる。しかし、フォードとレイシーのような活躍ができる選手は、他に誰もいないんだ」とのこと。