王65~66シーズン

 

ロスターが昨シーズンとほぼ変わらないロイヤルズは、好調なスタートを切ります。

 

開幕から、セルティックス、シクサーズと熾烈な首位争いを続け、年明けのオールスターブレイク時点では僅差のディビジョン2位(28勝14敗)。

 

地元シンシナティで行われたオールスターには、オスカー・ロバートソン、ジェリー・ルーカス、エイドリアン・スミスの3人が出場し、スミスが初出場&ベンチスタートながらMVPを受賞するという快挙を達成しました☆(両チーム最多の24点をマーク)

 

後半戦に入っても首位争いは続き、1月29日の時点では34勝16敗で僅差ながらもディビジョン首位でした。

 

しかし、ここから急にトーンダウン。

 

特にロードでとても弱く、1月30日以降、17試合あったロードを3勝14敗と負け越し(その前も8勝9敗と良くはなかったんですが)。

セルティックスとシクサーズが最後までデッドヒートを繰り広げたのに対し(シクサーズが僅差で首位)、ロイヤルズはそこから10ゲームほど引き離された45勝35敗でシーズンを終えるのでした。

 

この成績はイーストでは3位なんですが、ウェストならば首位相当と決して悪くはありません。

あの2チームだけちょっと抜けてたんですね。

 

因みに、このシーズンはシンシナティ時代のこのチームとしては集客のいいシーズンでした。

 

【オールスター3人】

 

ロバートソンは76試合でキャリアハイの平均46.0分プレイ(リーグ2位)。

平均31.3点(リーグ3位)・7.7リバウンド・11.1アシスト(リーグ1位)・FG成功率47.5%(リーグ8)・FT成功率84.2%(リーグ6位)をマークしました。

 

ルーカスは79試合で、こちらもまたキャリアハイの平均44.5分プレイ(リーグ3位)。

平均21.5点・21.1リバウンド(リーグ3位。FとしてはNBA記録)をマークしました。

個人スタッツとしては、これがルーカスのベストシーズンと言えるかもです。

 

ルーカスの武器のひとつが、その頭の良さと記憶力。

ルーカス曰く、「NBA選手全員のシュートパターンを記憶していた」「彼らがどこからシュートを打つのが好きか、シュートの軌道、誰がボックスアウトして誰がそうでないかまで知っていた。それを頭の中のバスケットボール・コンピューターに入力していたんだよ」とのこと。

 

この人は、のちに言葉遊びや数字パズルのテレビ番組に携わったり、記憶術に関する本を出版したり、セミナーを行ったりするような人なんですよね。

 

二人ともオールNBA1stチームにも選出されています。

 

オールスターMVPのスミスは、80試合でキャリアハイの平均18.4点をマーク。

個人としては最高のシーズンでした。

オールスターMVP受賞者の中では数少ない、殿堂入りしていない選手です。

 

【世代交代?】

 

ハッピー・ヘアーストン、トム・ホーキンスは昨シーズンから成績がアップ。

ヘアーストンは72試合で平均14.1点・7.6リバウンド。

ホーキンスは79試合で平均8.4点・7.3リバウンドでしたが、平均26.9分のミニッツはオールスター3人に次ぐものでした。

 

このシーズン、ジャック・マクマホンHCはルーカスをCとしても起用しており、その場合はこの2人が並んだのかと思います。

 

一方、ウェイン・エンブリーは全80試合でプレイしましたが、ミニッツは激減。

平均7.6点・6.6リバウンドとキャリア最低のスタッツで、オールスター連続出場も5年で途切れてしまいました。

 

ジャック・トワイマンは73試合に出ましたが、ミニッツが平均12.9分までダウン。

数分程度の出場で終わることも多く、平均得点は7.4まで減りました。

48分プレイして39点稼いだような試合もあり、衰えもあるとは思いますが、エンブリー同様に役割の変化も大きかったのではないかなと。

マクマホンHCはトワイマンのディフェンスを評価していなかったようです。

 

ジョン・マグロックリンは72試合に出場。出番は平均12分ほどでした。

終盤に5試合連続2桁得点をマークしたのがハイライトでしょうか。

 

Gには3年目のトム・サッカーもまだいますが、こちらは今年も出番があまり増えず。

本数は少ないんですがFTは4割を切っており、シュートに難があるので、厳しいですかね。

 

【トレード一件】

 

開幕直後、フロントはバド・オルセンと金銭をウォリアーズに出し、コニー・ダーキング&アート・ヘイマンを獲得しました。

 

ダーキングは29歳のC(6フィート9インチ)。

シンシナティ大出身(チーム5人目)で、ロバートソンは当時のチームメイト。

地元ファンはダーキング獲得を喜んだようです。

 

昨シーズン途中、シクサーズがウィルト・チェンバレンを獲得したとき、見返りとしてウォリアーズに放出されたうちのひとりがダーキングでした。

控えCがあまり出番のないジョージ・ウィルソンしかいなかったので、セルティックス&シクサーズ対策といったところでしょうか。

ロイヤルズ加入後は、ベンチスタートで57試合で平均5.6点・4.3リバウンドでした。

 

ヘイマンは3年目のSG。ウォリアーズではプレイしていませんでした。

すぐ放出されてしまうので省きます。

 

3年目のジェイ・アーネットは3試合しか出ず。

このトレード後、プレイしていません(解雇されたでしょうか?)。