B92~93プレイオフ:1stラウンド②

 

このプレイオフ、ホーネッツの試合が行われている時間帯は、シャーロットの街は人が外にいなかったんだとか。

 

●ゲーム3@シャーロット・コロシアム

 

1Qこそセルティックスが1点リードしましたが、2Qでホーネッツが15点差をつけると一方的な展開に。

ホーネッツは119対89と圧勝し、シリーズ突破に王手をかけました。

 

この試合ではLJが29点&11リバウンドとようやく気持ちのいい?スタッツを残したほか、カリーが24分で27点をマーク☆

主力みんなが30分ほどの出番で事足りるゲームでした。

 

セルティックスもギャンブルの19点を筆頭に5人が2桁得点をあげていますが、チーム史上3番目に酷いプレイオフでの敗戦となってしまいました。

 

●ゲーム4@シャーロット・コロシアム

 

ホーネッツはティップオフ直後からプレッシャーをかけ、スティールからダンクを2本も成功。

モーニングのファウル・トラブルがありますが、ギルやギャティソンらの活躍もあり31対23とリードを奪います。

 

2Qもホーネッツのペース。

LJとリック・フォックスが揉めたり、ギルがダグラスからのフレグラント・ファウルにキレたり、少し荒れますが、59対46とリードを拡げて前半を終えました。

 

3Qになると不得手なディフェンスも向上。

速攻が何本か決まり、ボーグスもハッスルプレイでアリーナを沸かせるなど、3Q終了時にはリードを18点に拡大(88対70)。

4Qも、残り4分ほどまで10点前後のリードをキープしていました。

 

しかし、ここからセルティックスが怒濤の反撃を見せます。

 

ホーネッツの点が止まり、セルティックスはその間にギャンブルの活躍などで、残り1分5秒で点差は1点に(102対101)。

残り1分を切って、LJが1対1を仕掛けますが、ダグラスにスティールされ、ダグラスはそのままレイアップへ。

土壇場で逆転されてしまいます(102対103)。

 

次のオフェンス。

ギルのジャンパーはエアボールで、ボールを取ったセルティックスはタイムアウト。

用心して勝ちに行きます、が、タイムアウト明けのプレイでフォックスが10秒バイオレーションをコールされ、ホーネッツのボールに。

 

ホーネッツはまたLJの1対1。

LJはセンターサークル付近から持ち込んでフェイダウェイを打ちますが、決まらず、リバウンド争いから残り3.3秒でアウト・オブ・バウンズに(ホーネッツ・ボール)。

 

そして…

 

カリーのインバウンズ・パスはモーニングへ。

モーニングはワンドリブルしてからジャンパーを打ち、これがヒット!104対103としました☆

決めたモーニングがそのままフロアに仰向けに倒れ、チームメイトたちがそこに折り重なるのは有名なハイライトでしょうか。

 

ただ、ハイライトで流れるのはここまでなんですが、実は0.4秒残っていたんです。

ロッカールームに帰っていた選手たちを呼び戻して、本当に最後のワンプレイ。

 

セルティックスは、ボールを入れるマクヘイルがスローインから直接のアリウープを狙ってブラウンへパス。

しかし、ギルが空中でこれを邪魔し、ホーネッツは改めて勝ちを喜んだのでした(104対103)。

 

セルティックス側はこれをギルのゴールテンディングだと主張しますが、認められず。

ここ5シーズンで3度目、チーム史上7度目の1stラウンド敗退が決まりました。

 

勝負を決めたモーニングは33点&6ブロック。

LJも20点とっていますが、この人は勝負所でのミスの方が印象強いかな。ギルは18点でした。

カリー、ギャティソン、グリーンらベンチ組の活躍はけっこう効いてたかと思います。

 

セルティックスはパリッシュ24点、ギャンブル14点、ダグラス11点、マクダニエル18点、フォックス10点。

これがキャリア最後のゲームとなるマクヘイルも19点&6リバウンド&3ブロックと活躍しました。

 

4Qはチーム全体で17本中14本のシュートを決めているんですが、ちょっと遅かったかなぁ。

 

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セルティックスにとって痛かったのはやはりルイスの離脱。ブラウンに代役の荷は重かったですかね。

 

ホーネッツは、勝負所でのセットプレイが課題でしょうか。

また、勝ったから良かったものの、ゲーム4終盤に追い上げられたときにタイムアウトを取らなかったアラン・ブリストウHCの采配は疑問視されました(これは次のシリーズでもっと言われます)。