鹿96~97シーズン①

 

このシーズンのメインのスタメンはこれ。

シーズン前半は健闘を見せます。

 

シャーマン・ダグラス

レイ・アレン

グレン・ロビンソン

ヴィン・ベイカー

アンドリュー・ラング

 

開幕直後は弱小チームや調子の上がらないチームとの対戦が多かったんですが、5勝1敗の好スタート。

年末に15勝11敗としたところから6連敗で5割を切ってしまいますが、そこから粘り1月末でも5割をキープしていました(21勝21敗)。

 

ただ、オールスターブレイクまで5連敗を喫してプレイオフ圏外に転落すると(21勝26敗)、ブレイク空け直後に4勝1敗と巻き返した直後に8連敗。

3月はそのまま3勝12敗と壊滅的で、4月に少し持ち直すも、一度崩れたものを取り戻すことは出来ませんでした。

 

最終成績は33勝49敗。

昨シーズンから1割ほど勝率は上がりましたが、プレイオフはまだまだ届きません。

上位チームに悉く勝てず、例えばイーストの1~4シードには1勝14敗と負け越し(唯一勝てたのはニックス)。

勝ち星が先行した期間は、基本的にはスケジュールに恵まれていた感もあります。

 

攻守共にあまりいいところがなく、ほぼすべてのカテゴリーがリーグ全体で真ん中より下。

FG成功率が高い(リーグ5位)のは、F2人のお陰ですかね。
 

【2人とも伸びました?】

 

ベイカーは78試合で平均21.0点・10.3リバウンド・1.0ブロック・1.4ブロック。

これ以外にも多くの項目でキャリアハイを更新し、2年連続のオールスター出場&自身初のオールNBAチーム(3rd)入りを果たしました。

 

ラングの欠場が多かったので、C起用も(引き続き)しばしば。

安定感があり、1桁得点だったのは2試合のみ(うち1試合は10分で退場)。

45試合で得点&リバウンドのダブルダブルをマークしています。

 

ロビンソンは80試合で平均21.1点・6.3リバウンド・3.1アシスト・1.3スティール・0.9ブロック。

12月頭のブレッツ戦ではキャリアハイの44点をあげ、年明けにはキャリア初のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞しました。

 

リバウンドやスティール、ブロックの数字は悪くないんですが、得点以外の評価は伸びず(そんな印象)、平均21点以上あげた14人のうち、オールスターに選ばれなかったのはロビンソンを含め3人だけでした。

長くボールを保持するタイプではないんですが、相変わらずTOも多いです。

 

因みにそのブレッツ戦では、チームのスタッフがユニフォームを忘れ、ロビンソンは背番号43で名前のプリントされていない暫定ユニフォームでプレイしています。

 

【アレンはこれから】

 

アレンは、82試合で平均13.4点・3P成功率39.3%(117/298)。

ベイカー&ロビンソンに続く第三の得点源となり、ルーキー・オールスターのメンバーとオール・ルーキー2ndチームに選出☆

オールスター・ウィークエンドにはスラムダンク・コンテストにも出場しました。

 

ただ、システムには馴染めず苦戦。

バックスのオフェンスはベイカーのポストオフェンスが起点で…と言えばまだ聞こえはいいですが、それがダメならロビンソンらの個人技に頼るようなもの。

ボールの動きは悪く、アレンのようなシューターにとってはやりにくかったようです。

 

チーム全体での3Pの少なさ(成功数29位、試投数28位※成功率はまあまあ)とアシストの少なさ(27位)からも、その様子は窺えます。

 

ダグラスは79試合で平均9.7点・5.4アシスト。

平常運転ですが、チームとしてはもっといいプレイメイカーが欲しかったですかね。

アシストやTOの数は悪くないんですが…

 

ラングはアキレス腱の怪我などで30試合を欠場。

プレイした52試合はすべてスターターで起用され、平均5.3点・5.3リバウンドをあげましたが、得意のブロックが平均1本に届かず(ルーキーイヤー以来初)。

あまり冴えないシーズンでした。