騎02~03シーズン③

 

レブロンが入ってからのキャブスについてはご存じの方も情報も多いと思うので、キャブス編の新しいところはここまで。

 

【インサイドは◎】

 

イルガウスカスは81試合に出場し、そのすべてでスタート。

ミニッツの制限はあったみたいなんですが、マイルスと同じ平均30分プレイし、こちらは平均17.2点・7.5リバウンド・1.9ブロックをマーク。

自身初となるオールスター出場も果たしました☆(4分しかプレイしませんでしたが)

 

ブーザーは、この年のサプライジング・ルーキー。

81試合中54試合でスタートし、平均10.0点・7.5リバウンドをマーク。

ルーキー・チャレンジのメンバーとオール・ルーキー2ndチームに選出されました。

 

開幕当初は出番も少なかったんですが、11月末、ヒルの欠場でスタメン起用された2試合で、それぞれ得点&リバウンドのダブルダブルを達成。

ここからミニッツが増えました。

 

NBAではPFとしても小柄ですが、ローポストではサイズ不足を補う強さと上手さがあり、ジャンパーも◎です。

 

【PG】
 
パラシオは80試合中46試合でスタート(ともに自身最多)。
平均5.0点・3.2アシストと数字は目立ちませんが、他に純粋なPGがコールズしかおらず、実質チームのベストPGでした。
 
パーカーは66試合に出場し、うち18試合でスタート。
平均6.2点・2.5アシストはチーム事情を加味しても、ドラフト外ルーキーとしてはまずまずですかね。
PGとしての働きはともかく、ドライブからのダンクやスティールなど、時折光るものを見せてくれました。
 
3月頭にはティエール・ブラウンと契約。
昨シーズン、ドラフト外でロケッツ入りした2年目の選手で、このシーズンはDリーグでプレイしていました。
 
プレイスタイルはどちらかというとSG。
ペネトレイトやランニングゲームで良さを見せます。

 

【C】

 

2年目のサガナ・ジョップは80試合に出場。

平均のミニッツは12分ほどでしたが、まとまった出番をもらうことも少なくなく、時折ディフェンスやリバウンドで光るものを見せました。

 

オフェンスはまだ壊滅的で、そんなにシュートを打たないにもかかわらず、FG成功率は35%ほど。

0点に終わった試合が41試合もあります。

 

クリス・ミームは怪我で出遅れ、トータルでも30試合を欠場。

イルガウスカスとジョップのためか、プレイした試合に関してもミニッツは昨シーズンから激減。

3年目にしてワーストのシーズンでした。

 

マイケル・スチュアートは一度も故障者リストに入らず、ルーキーイヤー以来最多となる47試合に出場。

平均5分ほどしか出番はありませんでしたが、ビッグマンが多いので仕方ないでしょうか。

 

【ベテランの居場所はありません】

 

ヒル&コールズは若手に出場機会を与えるために出番を削られ、共に2月末に解雇されました。

 

ヒルは、オフのうちからトレードを希望していたようで、フロントもトレード期限までに出したかったみたいなんですが、適当な話がなく、バイアウトで合意。

 

年明けまでは出場したほとんどの試合でスタートしていましたが、1月半ばからベンチウォーマーに。

その後は3試合しかプレイせず、扱いにも不満を表していました。

キャブスでは32試合(25試合がスタート)で平均6.3点・8.3リバウンドでした。

 

コールズは、最初1ヶ月は普通に起用されていましたが、12月頭に故障者リスト入り。

オールスターブレイク明けに復帰し、解雇はその直後でした。

 

過去2シーズンは膝の怪我に苦しみましたが、このシーズンに関しては ”(負傷はあれど)プレイできるコンディションではある” と主張していました。

 

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終わってみれば集客数はリーグ最下位。

若くてエキサイティングな選手を集めればいいってものでもないんですよね。

 

3月のある試合でブローアウトされた際には、ミームが、

「試合はこういうものではないんだ。フロアで間違ったことをやっている選手がいる。それを正さない限り、このようなことは起こり続けるだろう」

と苦言を呈しており、選手やコーチたちは相当フラストレーションが溜まっていたかと想像します。