騎01年オフ②

 

パクソンが昨オフに獲得した選手のほとんどが、昨シーズン中とこのオフにチームを去ります。

クレアレンス・ウェザースプーン、ジム・ジャクソン、アンソニー・ジョンソン、チャッキー・ブラウンらもいなくなり、残るのはビンボ・コールズ、クリス・ミームだけです。

 

【補強】

 

マット・ハープリング&ロバート・トレイラー&セドリック・ヘンダーソンをシクサーズへ放出し、タイロン・ヒル&ジュメイン・ジョーンズを獲得。

ブライアント・スティスと契約。

 

ヒルは5シーズンぶりの古巣復帰。33歳のベテランとなりました。

ここ2シーズンはシクサーズのスターティングPFを務めていましたが、昨プレイオフでは不振でした。

オフにはオプションを行使せず、シクサーズ残留を選んでいましたが、この度トレードとなりました。

 

パクソンGMは「タイロンはタフネスと経験をもたらしてくれると思う」としていますが、ミニッツやボールに触る回数について不満を言う一面もある選手。

契約は来シーズンまでです。

 

ジョーンズはキャリア2年のSF(6フィート8インチ)。

昨シーズン終盤、ラスト1ヶ月ほどでミニッツが激増し、プレイオフでは主力の怪我でスターター起用もされました。

 

運動能力の高い選手ですが、ハンドリングに難があり、オフェンスでそれ活かすには味方のお膳立てが必要。

不安定ではあるものの、アウトサイドシュートは昨シーズン進歩を見せました。

フロントはこの後、ジョーンズのルーキー契約のオプションを行使するので、来オフも契約下となります。

 

スティスはキャリア9年のSG。

最初の8年をナゲッツで過ごし、昨シーズンはセルティックスでプレイしました。

怪我の多い選手ですが、昨シーズンはひさしぶりに健康を維持し、スターティングSGを務めています。
 

【このオフも△トレード】

 

キャブスはクリス・ギャトリングをヒートへ放出し、ヒートからリッキー・ディビス、ラプターズからブライアン・スキナーを獲得。

ヒートはドン・マクリーン&金銭をラプターズへ放出。

 

ディビスはキャリア3年のSG(6フィート6インチ)。

この人もまた運動能力の高い選手ですが、出番に恵まれないキャリアが続いており、昨シーズンは怪我もあって7試合しかプレイできませんでした。

キャブスが3チーム目になります。

 

スキナーもまたキャリア3年の、こちらはF/C(6フィート9インチ)。

過去3シーズンはクリッパーズにおり、これはこのオフ、二度目のトレードでした(クリッパーズ→ブルズ→ラプターズ→キャブス)。

 

ディビスとは違って2年目から一定のミニッツを得ていましたが、欠場が多く、まだ1シーズンに40試合以上出たことがありません。

 

因みに、ギャトリングはサイン&トレードです。

 

【怪我人情報】

 

新加入のヒルはトレードの一週間前に背中を傷めており、これが長引き、開幕には間に合いません。

 

また、9月にはジョップが、左足にストレス反応があると診断されました。

骨折ではなく、2月に負った骨折とも関係はないようですが、これによりジョップはトレーニング・キャンプを休むことになります。

因みに、夏の間はサマーリーグと世界選手権でプレイしていました。

 

そして、ジドルナス・イルガウスカスも復帰までもう少し。

 

人員過多に思えたフロントコートは、ミーム、ドレアック、スキナーの3人で開幕を迎えます。