騎01~02シーズン①

 

アンドレ・ミラー

ウェズリー・パーソン

ラモンド・マレー

マイケル・ドレアック→ジュメイン・ジョーンズ

クリス・ミーム

 

序盤のラインナップはこんな感じ。

ミラーが昨シーズンを上回るフロアリーダーぶりで、得点とアシストのダブルダブルを量産し、チームを引っ張ります。

 

開幕直後はなかなか勝てませんが、3勝9敗となったところでドレアックが離脱し、ここから調子が上向きに。

スタメン変更がどの程度作用したのかはわかりませんが、直後の9試合を6勝3敗とし(9勝12敗)、その間にはジドルナス・イルガウスカスも戦列に戻ってきました。

 

約1年ぶりの復帰となったイルガウスカスはベンチスタートで、ミニッツも20分前後と慎重な起用をされていましたが、復帰直後の12試合中10試合で2桁得点を稼ぐあたりはさすがです。

 

ミラーやイルガウスカスのお陰か、チームはこの後もしばらく粘っていたんですが、年明けになって大崩れ。

12試合中9試合がロード(6連戦を含む)という厳しい日程ではあったんですが、これに全敗(12連敗)。

ここで事実上、ロッタリーチーム行きが確定しました。

 

オールスターブレイク明け、3試合目でタイロン・ヒルが復帰。

ジョン・ルーカスHCはすぐにスターターとして起用し、2月末には(復帰直後に比べて多少ミニッツの増えていた)イルガウスカスをもスタートさせるようになりました。

 

このラインナップ変更が多少+の効果を生んだのか、キャブスは前半戦の15勝33敗に対し、後半戦を14勝20敗とします。

ただ、29勝53敗は16シーズンぶりの30勝未満で、カンファレンスでは下から2番目。

シーズン中に向上したと言えるほどのものではなかったですかね。

 

ルーカス体制のキャブスは、オフェンスはリーグ中程度。

3P成功率で5位(本数も昨シーズンよりは増えました)、アシストで7位といいところもありました。

 

問題はディフェンスで、平均失点はワースト4位。

また被3P成功率がリーグ最下位で、なんと4割近くも決められてしまいました。

ブロックは多かったので、G陣&ウィングのディフェンスが悪かったということでしょうか(ブロックが多い=ディフェンスがいいではないけれど)。

 

ホームでは昨シーズンと同じ20勝21敗。

ロードで弱く、特にウェストのチームに弱いのも変わりませんでした(ロードで勝てたのはウルブズとロケッツだけ)。

 

【ブレイクしました】

 

ミラーは81試合で平均16.5点・4.7リバウンド・10.9アシスト・1.6スティール。

多くのカテゴリーで自己ベストを更新しただけでなく、自身初のアシスト王に輝きました☆

 

後述しますが、パーソン、マレー、ジョーンズ、ディビスらがそれぞれ個人としては良いシーズンを過ごしており、それはミラーの恩恵を受けた側面も多いのでないかと思います。

 

チームも好調だった12月頭には、これまた自身初のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークも受賞。

12月半ばのシクサーズ戦であげた22アシストは、キャリアハイです。

このシーズンはショートアフロ気味だったり、コーンロウ&ヘッドバンドにしたり、とお洒落?な一面も。

 

バックアップのビンボ・コールズは昨シーズンに続いて膝の怪我があり、2月半ばでシーズン終了。

出場試合数は2年連続47試合に終わり、ミニッツや得点など、幾つかの項目でキャリアワーストを更新しました。

 

【ウィング】

 

パーソンは、過去数シーズンの停滞から復活。

78試合すべてでスタートし、キャリアハイの平均35.8分もプレイ。

平均15.1点・FG成功率49.5%・3P成功率44.4%(143/322)をマークしました。

 

3Pの本数こそ97~98シーズンに届きませんが、成功率はリーグ9位。

得点、FG&3P成功率はキャリアハイです。

昨シーズン終了後に右肘の手術を行っており、完治したが故の活躍かもしれません。

 

オールスターサタデイでは3Pコンテストに初出場。

1stラウンドでは全選手中トップの21点をあげ、決勝では(負けてしまうんですが)ペジャ・ストヤコビッチ相手にタイブレイカーまで持ち込むなど、健闘を見せました。

 

マレーは71試合(68試合がスタート)でプレイ。

平均16.6点・3P成功率42.4%(101/238)はすべてキャリアハイでした。

 

この人にしては波が少なく(と思う)、ほとんどの試合で2桁得点をマーク。

このチームのリーディング・スコアラーで、年明けのウォリアーズ戦ではキャリアハイの40点をあげています。