騎00~01シーズン①

 

アンドレ・ミラー

マット・ハープリング

ラモンド・マレー

クレアレンス・ウェザースプーン

ジドルナス・イルガウスカス

 

イルガウスカスが1年9ヶ月弱ぶり(99年2月以来)に戻ってきました。

 

序盤は、スケジュールに恵まれた感もありますが、6勝1敗の好スタート。

12月に入ると6連勝をマークし、12月16日の時点では15勝7敗でディビジョン首位、カンファレンス2位につけていました。

 

しかし、この直後、年末に行われたヒート戦を最後にまたしてもイルガウスカスが離脱(!)

ここから勝てなくなります。

 

年明けにはトレードをひとつ行いますが、窮状を救うようなものではありませんでした。

 

●イルガウスカスの受難

イルガウスカスはヒート戦で左足に痛みを感じ、退場。

検査の結果、昨シーズンを全休する要因となった左足の舟状骨に新たな骨折が見つかりました。

 

これにより無期限の欠場が確定(結果的にここでシーズン終了)。

ここまでイルガウスカスは、フル稼働という感じではなかったものの、24試合で平均11.7点・6.7リバウンド・1.5ブロックをあげていました。

 

これでイルガウスカスは5年間で両足を二度ずつ骨折し、計4度の手術を受けることになります。

 

●ロスターの整理にもなりますかね

ブレビン・ナイトをホークスへ放出し、ジム・ジャクソン&アンソニー・ジョンソン&ラリー・ロビンソンを獲得。

 

8月に右膝の手術を行ったナイトは開幕から故障者リストに入っており、12月頭に一度復帰するも出たり入ったり。

年末からようやくラインナップに戻ったばかりで、ここまで6試合しかプレイしていませんでした。

 

オフに獲得したビンボ・コールズも膝の怪我で11月末から戦列を離れていましたが、ミラーの台頭があるので、ナイトの居場所はなかったですかね。

4年契約の1年目というのもあるかもしれません(新加入の3人はこのシーズン限りで契約が切れます)

 

ジャクソンは9年目のスウィングマン。

かつては平均20点前後稼ぐスコアラーでしたが、ここ数シーズンはロールプレイヤー化。

1シーズン半を過ごしたホークスでは、平均16.3点をあげています。

 

ジョンソンは4年目のPG。

ルーキーイヤーにキングスで2巡目指名ながら素晴らしい働きを見せましたが、その後はバックアップとして移籍を繰り返しています。

このシーズンは、ここまで平均11分ほどのプレイで平均2.6点でした。

 

ロビンソンは33歳のベテランG。

プロデビュー以来、NBAと外部リーグを行ったり来たりするキャリアが続いており、このシーズンは3シーズンぶりのNBA。

ホークスではG陣の層の薄さからか、平均20分ほど起用されていました。

 

このトレード受け、フロントはJR・リード&マイケル・ホーキンスを解雇しています(ロビンソンも1試合出ただけで解雇)。

 

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良くないことは続くもので、トレード翌日からはハープリングも離脱。

Cにはクリス・ギャトリング、ロバート・トレイラー、クリス・ミームら、SGには獲得したばかりのジャクソンを起用しますが、流れを変えることは出来ません。

 

1月末(20勝20敗)からオールスターブレイクを挟んで10連敗を喫し、20勝30敗とプレイオフ圏外へ。

この時点では、第8シードならまだ届く位置でしたが、2月ラストの試合から今度は7連敗。

更に3月末からも7連敗を喫しました。

 

最終成績は30勝52敗。

明らかにイルガウスカス離脱で流れが変わっており(離脱後は15勝41敗)、もしそれがなければ、ミラーとイルガウスカスを軸にもう少しやれたかもしれません。

 

攻守共にスタッツはパッとせず、目立つのはTOの多さ(リーグ3位)と3Pの少なさくらいでしょうか(成功数、試投数ともにビリ)。

また、ゲームのペースは昨シーズンから大幅にダウンし、リーグ17位になりました(オフェンスの問題はペースではなかったってことですかね)。

 

因みにシーズン後半は主にこんなラインナップでした。

 

ミラー

ジャクソン→ウェズリー・パーソン

セドリック・ヘンダーソン→ハープリング

ウェザースプーン

クリス・ミーム

 

【PG】

 

ミラーは2年連続フル出場に加えて、このシーズンは全試合でスタート。

平均15.8点・4.4リバウンド・8.0アシスト(リーグ6位)・1.5スティールをマークしました。

 

2年目にしてチームのベストプレイヤーに。

堅実なプレイメイカーですが、得点力とフィジカルの強さもあるので、短時間ながらオフガードでプレイすることもありました。

 

華やかさには欠けますが、意表を突いた鋭いアシストや思い切りの良いドライブなど、魅せるプレイもしばしば。

年明けにホームで行われたシクサーズ戦でシオ・ラトリフの上からダンクを決めています。

 

因みに、ルーキー・チャレンジには2年目チームのメンバーとして出場しましたが、今年は両チーム最少の14分しかプレイしませんでした。

 

コールズはシーズン前半に約2ヶ月休むなど、トータル35試合を欠場。

スタッツはルーキーシーズンの水準まで落ちてしまいましたが、故障前も復帰後もバックアップ一番手はこの人でした。

 

ジョンソンは、加入直後はコールズがいなかった分、それなりに起用されましたが、コールズ復帰後はローテーション外に。

トータル28試合の出場に終わり、スタッツはデビュー以来毎年下がり続けています。