R73年オフ
このオフはネタがあまりありません。
【ドラフト】
1巡目第6位でエド・ラトレフ、3巡目第51位でEC・コールマンを指名。
ラトレフは6フィート6インチのスウィングマン。
エリック・マクウィリアムスと同じカリフォルニア州立大ロングビーチ校出身で、2,3年次はチームメイトでした(マクウィリアムスはこのオフ、チームを去りますが)。
ラトレフ在学中の同大は強く、NBAに進む選手も複数おり、NCAAトーナメントにも3年連続で進んでいます。
昨年(72年)夏にはミュンヘン・オリンピックでは共同キャプテンのひとりとしてプレイしました。
(ソビエトに負けて銀メダルの受け取りを拒否した大会)。
コールマンは、ヒューストン・バプティスト大出身のF(6フィート8インチ・225ポンド)。
カレッジ時代は点も取っていたようですが、プロではディフェンダーとして高く評価されるようになります。
カレッジは無名校で、それ故にあまり勝てなかったようですが、コールマン曰く基礎はしっかりしたチームだったと。
【トラブル①】
カルビン・マーフィーがトレードを要求しました。
マーフィーは昨シーズンのミニッツ激減が不満。
「もしトレードされなければ来シーズンはNBAでプレイしないだろうし、ハーレム・グローブトロッターズに行くかもしれない」とコメントしました。
「そりゃもちろんNBAでプレイしたいよ。ここ以外のどこかでプレイするよ。金のためにこんなことはしないし、Mr.パターソンにプレッシャーをかけるつもりもない」
「もし、金が俺の欲しいものなら、大学を出たときにハーレム・マジシャンズと契約していたかもしれない。彼らは70万ドルオファーしてきたんだ」
因みに、マーフィーの契約はもう1年残っています。
【トラブル②】
昨オフに獲得したジミー・ウォーカーが、自身の契約のことでホールドアウトしました。
ホールドアウトは一週間ほどで、複数年契約を結ぶんですが、開幕後すぐに放出されてしまいます。
ウォーカーには利己的だという評判があり、オフコートでは問題がちらほら。
子供たちへの指導や地域活動を惜しまないという一面がある一方で、練習をサボる、パーティー大好き、女性関係など、素行の良い選手ではなかったようです。