王87~88シーズン①

 

ビル・ラッセル新体制はこんな布陣。

 

ケニー・スミス

レジー・セウス

テリー・タイラー

オーティス・ソープ

ラサール・トンプソン

 

開幕戦と3戦目にディフェンスの弱いウォリアーズ、ナゲッツからそれぞれ134点を奪って快勝しますが、それ以降はあまり勝てません。

序盤はセウスやKスミスなどG陣に怪我が相次いだのも痛かったですかね(特に後者は左腕の骨折)。

 

年末にタイラーとハロルド・プレスリー、トンプソンとジョー・クラインを入れ替えると多少マシになるんですが、2月末にこのラインナップを崩し(プレスリーを外してデレク・スミスを起用)、そこからまた黒星が増えてしまいます。

 

2月末にはACのウィリス・リードがネッツの新HCになるため、チームから離脱。

そして3月頭、17勝41敗となったところで、今度はラッセルがHCから退きました(!)

 

●1シーズンもちませんでした

ラッセルは就任時、「目標は優勝です」くらいのことを言っていたそうで、7年契約も2~4年はHCをするプランだったようなんですが…

 

後任にはジェリー・レイノルズが就任。暫定でオファーされるもそれは拒否し、正式なHCとなりました。

そして、ラッセルは契約通りGMとなり、ジョー・アクセルソンは球団社長となりました。

これでバスケットボール部門の最高責任者がラッセル、ビジネス部門の最高責任者がアクセルソンです。

 

レイノルズの著書によると、ラッセルは、コーチとしてはイマイチだったとか。

ただ、選手のタレントを見る目はあるようなので、GMとしてなら良い仕事をしてくれるかもしれません(フラグ)。

 

ちなみに、レイノルズは、かつてキングスでHCを務めていたフィル・ジョンソンをACとして招聘します。

 

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コーチ交代後の24試合は7勝17敗。

最終成績は24勝58敗で、2シーズン連続でフランチャイズの最低勝率を更新してしまいました。

 

ディフェンスが悪く、平均失点がワースト3位、被FG成功率がワースト4位でした。

また、昨シーズンからホームの戦績も勝ち越せなくなっています。

 

【シーズン通してスターター】

 

出場したすべての試合でスターターを務めたのはセウス&ソープの2人。

Kスミスの加入でSGに戻ったセウスは、73試合で平均21.6点・6.3アシストをマーク。

アシストは減りましたがTOも減り、得点はキングスに来て以来最高でした。

 

ただ、セウス自身は以前の役割を好み、この新たなポジションは気に入っていなかったとか。

実際、Kスミスのプレイメイカーとしての評価は微妙です(後述)。

 

4年目のソープは全82試合に出場し、リーグ10位の平均37.5分もプレイ。

平均20.8点・10.2リバウンド(リーグ9位)と大台のダブルダブルをマークしました。

 

オールスターに選出されてもおかしくないスタッツで、MIPの投票では2位に食い込みました。

オフェンスではFTをもらうことが多く(試投数はリーグ6位)、リバウンドではオフェンス・リバウンド(リーグ9位)で存在感を見せます。

 

Kスミスは61試合(60試合がスタート)で平均13.8点・7.1アシスト・1.5スティール。

オール・ルーキー1stチームに選出されました☆(ルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票でも票を得ています)

 

ラッセルはアップテンポなゲームをやりたかったようなので、スピードと機敏さを兼ね備えたKスミスはフィットしていたのではないかと思うのですが、ときどきコントロールが効かず、純粋なPGではないという話も(レイノルズ評)。

個人的には、この当時の映像を見る感じでは、スコアリングGという印象です。

 

【C事情】

 

トンプソンは、開幕戦で20点&13リバウンドをあげた後はイマイチ。

10試合目からはジャワン・オールドハムに代わりました。

 

そのオールドハムはリバウンドとブロックで存在感を見せますが、年末には再びベンチへ。

次に抜擢されたのがクラインでした。

 

このシーズンはクラインのキャリアイヤーで、全82試合に出場して、そのうち60試合でスタート。

平均9.8点・7.1リバウンド・FT成功率81.4%をマークしました。

レイノルズがHCに就いてからは特に調子が良く、得点&リバウンドのダブルダブルを連発しています。

 

ベンチに回ったオールドハムは、試合によってはほとんど出番がないこともあり、3月頭には膝の故障でシーズン終了。

トータル54試合(13試合がスタート)の出場でした。

平均17.5分で2.0ブロック(リーグ7位)は立派ですが、元々ニックスでプレイングタイムの少なさに不満を訴えていたので、不本意だったかもしれません。

 

そして、3月末にはトンプソンも膝の故障で戦線離脱。

69試合中スタートしたのは9試合だけで、平均8.0点・6.2リバウンド・1.1ブロックと2年目以降ワーストの出来でした。

走れる選手ではあるんですが、スキルセットはランニング・ゲームに向いていない気がします。