華95年オフ

 

このオフ最初のイベントはエクスパンション・ドラフト。

ここで、ラリー・スチュアート、レックス・チャップマン、ケビン・ダックワースをプロテクトせず、スチュアートがグリズリーズに指名されました。

 

【ドラフト】

 

・ドラフト1巡目第4位でラシード・ウォレス、2巡目第32位でテレンス・レンチャーを指名。

・そのレンチャー&チャップマンをヒートに出して、ジェフ・ウェブスター&エド・ストークスを獲得。

 

ジョン・ナッシュGMが目指していたのは、PGの獲得と怪我の多いチャップマンの放出でした。

4位+チャップマンで、ロッド・ストリックランド、BJ・アームストロングらを狙いましたがいずれも叶わず、このような動きに。

FAのスコット・スカイルズは引き留めません。

 

ウォレスはノースカロライナ大出身のPF。

95年に同大がファイナル4に進んだときの主力で、ブレッツにとってウォレスは第二希望。そのチームメイト、ジェリー・スタックハウスが第一希望でした。

 

6フィート10インチ・225ポンドのサイズと、それに似つかわしくないスピード、身体能力の高さ、手足の長さを兼備。

アウトサイドシュート、パスなどのスキルも◎です。

 

ストークスは昨年のドラフトで2巡目指名された7フッター。昨シーズンはギリシャやイタリアでプレイしていました。

オフの間には契約に至りません。

ウェブスターはこの年の2巡目で指名されたSF。オクラホマ大出身です。

 

【動いたのは9月末から】

 

・96年のドラフト1巡目指名権をキャブスに出して、マーク・プライスを獲得。

・その同日、ウォレスと3年契約。

ティム・レグラー、ブレント・プライスと契約。

 

かつて獲得に失敗したプライスをゲット。

ここ暫くキャブスの顔だったPGで、健康ならばリーグ有数のフロアリーダーであり、シュートの巧さもトップクラスです。

ライナムHCはディナ・バロスが欲しかったようですが、ナッシュGMはオファーこそしたものの、深追いはしませんでした。

 

トレードのポイントは「健康ならば」という点。

プライスは昨シーズン、怪我で34試合を休んでおり、ナッシュGMは1巡目1つでは釣り合わないのではと懸念。

エイブ・ポリンは旧知の仲であるゴードン・ガンドに状態を確認していました。

 

ガンドの「彼はまだ31歳だし、プレイできるよ」という言葉を信じたからなのかはわかりませんが、ブレッツは熟慮の末に獲得。

そして、トレード後、ワシントンに着いたプライスから「左足の調子が良くないんだ」と報告を受けました。

 

診断の結果は足底筋膜炎。一応、シーズン通してプレイできそうだとのことですが…

 

レグラーは6フィート4インチのシューター。これまでCBAなども含む、色んなチームでプレイしてきました。

 

弟プライスが昨シーズン終盤に解雇されたのは、フロントがED前にロスターを整理したかったから。

リーグは当初、「弟プライスとの契約はシーズンが開幕するまでダメ」と認めませんでしたが、「新チーム2つに一定期間を与え、その間にどちらも弟プライスと契約しなければOK」と方針を変更。

無事、契約に至りました。膝も完治したようです☆

 

クリス・ウェバー

 

昨年、トレードを成立させるために相場より低い1年契約を受け入れたウェバーは、6年契約をゲット。

これでリーグ・トップクラスの高級取りとなりました☆

 

しかし、契約から1週間ほど経ったプレシーズンのペイサーズ戦で、またしても左肩を脱臼。

脱臼は癖になる、ということなのか、昨シーズン中に負ったのと同じ怪我でした。

 

ウェバーは、そんなに深刻じゃないよ、としていますが、ドクターは「再発の可能性が高い」と警告。

いずれにしても開幕には間に合いません。

 

【開幕前にもう一仕事】

 

・ダックワースをバックスに出して、ボブ・マッキャンを獲得。

・開幕直前、ドン・マクレーン&ダグ・オーバートンをナゲッツに出して、ロバート・パックを獲得。

 

EDでスルーされてしまったダックワースはトレーニング・キャンプにも参加。練習の成果は「私がここに来て以来ベストだ」とライナムHCも認めていましたが、やはり放出が既定路線でした。

因みにダックワースをトレードする場合、サラリーの一部を負担しなければならなかったようです。

 

マッキャンはCBAや海外リーグを含む、様々なチームを渡り歩いてきたF。NBAでは3チームでプレイ経験があります。

 

ナゲッツとのトレードは、兄プライスのコンディションが改善されないことを受けての保険。

パックはキャリア4年のPG。最初3シーズンはバックアップでしたが、昨シーズンは30試合ほどスターターとしてプレイ。それなりの数字も残しています。

 

マクレーンはこのオフ制限付きFAで、少し前に1年契約を結んだばかり。ナゲッツは、以前から関心があったとか。

 

因みに、制限付きFAだったジム・マッキルベインもブレッツは引き留めています(ウルブズのオファーシートにサインしていた)。