鹿93年オフ
再建2年目のオフはまずロゴのリニューアルから。
ユニフォームも新しくなります。
人事面では、ドラフト前にブルー・エドワーズとの契約延長を済ませました。
【よいドラフト】
ドラフト1巡目第8位でヴィン・ベイカーを指名。
ベイカーは、ハートフォード大というこれまでに誰もNBA選手を輩出していないカレッジの出身。
そのため少々サプライズな指名だったようですが、この大学はコネティカット州にあり、そこから近いセルティックスはベイカーの獲得を検討していました。
6フィート11インチ・232ポンドという体格に加え、手足が長く、動きもスムーズ。
カレッジ時代はCとしてプレイしていましたが、(精度こそ高くないけれど)3Pも積極的に打っており、プレイエリアが広いのも魅力。
難点はFTです。
NBAのCとしては線が細く、マイク・ダンリービーは両F(どちらかというとSF)で考えていたようです。
【唯一のFA補強】
元クリッパーズのケン・ノーマンと6年間1600万ドルで契約。
ノーマンは6フィート8インチのSF。
SFとしてはパワーがあり、ペイントエリア内や速攻のフィニッシャーとして力を見せます。
FTを含め、距離のあるシュートはあんまりです。
87年のプロ入り以来クリッパーズ一筋だったノーマンは、シカゴ出身。
長期契約と故郷の近くでプレイできる点がポイントだったようです。
【9月の出来事】
・ベイカーと10年契約。
・シクサーズのオファーシートにサインしたデレック・ストロングを引き留め。
バックスはベイカーと、フランチャイズ史上最大となる10年間1750万ドルで契約を結びました。
フル保障&3年後にFAになれる権利付きです。
この年のロッタリーピックでサインしたのはベイカーが3人目。
トレーニング・キャンプにも最初から参加できます。
因みに昨シーズン途中に獲得したオーランド・ウールリッジは開幕直前に解雇。
ストロングを残すかウールリッジを残すかという選択だったようで、フロントは、再建中という状況から若手を選んだようです。
この動きに対してはウールリッジも理解を示しています。
そんなわけで、バックスは12人丁度で開幕を迎えます。