山99年オフ

 

けっこう色々なことがあるオフですが、とりあえず選手層は厚くなります。

 

【ドラフト】

 

①1巡目第18位でゼイビア大のジェームス・ポージーを指名。

②2巡目第33位でクリス・へレン、第41位でフランシスコ・エルソンを指名。

 

ポージーは6フィート8インチ・217ポンドのSF。

SFとしては体格がよく、身体能力も高く、攻守にバランスの取れたスウィングマン。

特にディフェンスの評価は高く、ゼイビア大在籍時はチームのリバウンド王&スティール王でした。

 

学業上の理由でカレッジ1年次をプレイできず、また必ずしもスターターではありませんでしたが、カンファレンスののディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーや6マン・アワードを受賞☆

卒業を待たずして、何人かのプロのエージェントたちから注目を集める存在でありました。

 

ヘレンは6フィート2インチの白人PG。

ボストン・カレッジで1年、カリフォルニア大フレズノ校で3年過ごし、フレズノでは名将ジェリー・ターカニアンの元でプレイしていました。

気の強さが表に出るタイプで、ドライブ、3Pと果敢に攻めます。

ドラッグ&アルコール中毒だった過去アリです(のちにヘロイン所持で告発されてしまいます)。

 

エルソンはオランダ出身の7フッター。12歳の時から地元オランダのチームでプレイしていました。

ジュニア・カレッジで2シーズン過ごしてカリフォルニア大に移りましたが、スタッツは平凡。

ナゲッツとの契約には至らず、そのままスペインへ渡ります(NBAに来るのは数年後です)。

 

【新オーナー】

 

99年7月末、ドナルド・スタームという銀行家を代表とするグループがナゲッツ(とNHLのコロラド・アバランチ)を購入することに合意。

また、来るシーズンからホーム・アリーナとなるペプシ・センターも購入…しようとするんですが、これがスムーズに決まりません。

 

デンバーの街が、「最低でも25年はナゲッツとアバランチをデンバーに留めて欲しい」と要求し、スタームはこれに難色。

すぐに移転させるような気はないけれど、そこまでの責任を負う気もなかったんですね。

 

これによってオーナー問題は宙ぶらりん状態。

ダン・イッセルは、何かしら人事を行う際、スタームと旧オーナー会社両方の承認を得なければならない、という面倒な状況に置かれてしまいます。

 

【大型トレード】

 

ダニー・フォートソン&エリック・ワシントン&エリック・ウィリアムス&01年のドラフト1巡目指名権をセルティックスに放出。

見返りにロン・マーサー&ポパイ・ジョーンズ&ドゥェイン・シンサスを獲得(シンサスは解雇)。

 

トレードのポイントはマーサー。

マーサーは来オフにFAになるんですが、セルティックスに対して大型契約を要求すると見られており、それが叶わなければ移籍は必至。

セルティックスは無償でマーサーを失うことを恐れました。

 

マーサーは得点力のあるスウィングマンで、ミドルレンジのシュートを中心に得点を重ねるスコアラー。

昨シーズンは平均17.0点を稼いでいました。3Pはあまり得意ではありません。

 

ジョーンズはキャリア6年のPF。ほんの数シーズン前までは、リーグ有数のオフェンシブ・リバウンダーだったんですが、ここ2シーズンは故障で棒に振っています。

 

【FA事情】

 

ニック・ヴァンエクセルと再契約

また、新たにジョージ・マクラウド、ロイ・ロジャース、ライアン・ボウエンと契約を結びました(ローレン・メイヤー、カール・ヘレーラ、ケリー・マッカーティは放出)。

 

ヴァンエクセルの契約は5年5000万ドルちょい。

アントニオ・マクダイスからのラブコールもあったようです。

 

マクラウドはベテランの3Pシューター。精度は高くないですが、積極的に打ってきます。

ここ2シーズンはサンズに所属していました。

 

ロジャースはブロックが得意なキャリア2年のPF。

あちこちのチームをたらい回しにされており、一瞬でも籍を置いたチームは7つにもなります(プレイしたのは3チーム)。

 

ボウエンは昨シーズンのドラフト2巡目指名。

1年間トルコでプレイしていました。

 

【9月半ば】

 

マイク・ダントーニが解任。後任にはイッセルが入り、イッセルはHC兼GMとなりました。

 

ダントーニは昨シーズンの成績こそ奮いませんでしたが、選手との関係性は悪くなかったようで、3年契約の1年目が終わったばかり。

解任されるとは思っていなかったようです。

 

イッセルは、以前、もうHCはしたくないとしており、ダントーニを雇ったのもイッセル。

この人事にはスタームの意向が働いていたという話があります(噂)。