王91年オフ
ジェリー・レイノルズGMはこのオフも積極的。
そして、それがスター獲得に繋がります。
【まずドラフト】
①1巡目第3位でシラキュース大のビリー・オーウェンス、第27位でノースカロライナ大のピート・チルカットを指名。
②2巡目第31位でニューメキシコ州立大のランディ・ブラウンを指名。
オーウェンスは6フィート9インチ・225ポンドのF。
高校時代には全米NO.2の高校生と考えられており、90年の世界選手権では銅メダルを獲得しています(当時の高校NO.1はアロンゾ・モーニング)。
複数のポジションをこなせるオールラウンダー。
1,2年生のときはチームにデリック・コールマンがいたためにどちらかというとSF、コールマンが抜けた昨シーズン(3年生)はPF的な起用をされていました。
サイズに似つかわしくない器用さがあり、ハンドリングとパスの良さが目立つでしょうか。
NBAのPFとしては線が細いかと思います。
1位指名権を持っていたホーネッツのスカウト、デイブ・トワージックは「彼の多彩さは非常に魅力的。そのサイズでボールを扱い、コートを見渡す能力は普通ではない」と評しています。
キングスは、本当はPGのケニー・アンダーソンが欲しかったんですが、アンダーソンは2位でネッツが指名。
アンダーソンが指名できなかったらオーウェンス、もしくはラリー・ジョンソンを指名するつもりだったようです。
チルカットは6フィート10インチのF/C。
カレッジ時代はC起用もされていましたが、ストレッチ4タイプのFといった感じでしょうか。
パワーとスピードに欠けますが、チームプレイをよく理解している、基礎がしっかりしている…とディーン・スミスの教え子らしい評価を受けています。
ブラウンは6フィート2インチのPG。
ヒューストン大で2年過ごしてから、ニューメキシコ州立大に移りました。
スピードのあるディフェンシブなGで、ニューメキシコ大での2年はどちらもカンファレンスのスティール王になっています。
懸念はシュート力とゲームメイクです。
【けっこう動きます】
①トラビス・メイズをホークスに出して、スパッド・ウェッブ&94年のドラフト2巡目指名権を獲得。
②アントワン・カーをスパーズに出して、ドウェイン・シンサス&94年のドラフト2巡目指名権を獲得。
③カール・トーマスと契約。ラルフ・サンプソンを解雇。
ウェッブはキングス待望のPG。
メイズはまずまずのルーキーでしたが、フロントは元々スコアリングGだったメイズをPGとするのは厳しいと判断したようです。
ウェッブと言えば、5フィート6インチ・133ポンドのサイズながらスラムダンク・コンテストで優勝したことが有名ですが、ここ2シーズンはスタートすることも多く、実戦でも期待できます。
シンサスは7フィートを越えるC(7フィート1インチ・260ポンド)。
昨シーズンのルーキーで、カレッジ時代はフロリダ大で問題児として知られました。
ルーキーイヤーの成績は冴えないものでしたが、ディック・モッタは「サイズと才能を兼ね備えたC」としてとても高く評価していたようです。
トーマスはイースタン・ミシガン大出身のルーキーG(6フィート4インチ)。
ドラフトにはかかっておらず、カレッジ時代の成績も特に目立つものではありません。
~~~~~~~~~~~~
…と補強を施したキングスですが、肝心のオーウェンスとの契約が難航します。
オーウェンスのエージェントは「金を払う気がないならトレードすべきだ」と妥協する姿勢を見せず、それに対してモッタは「プレイしたくないなら座ってるかドラフトに戻るかだ」とご立腹。
交渉がまとまる兆しは見えません。そして…