王59~60シーズン

 

1巡目指名のルーキーは来ず、目立った補強もしておらず…という状況なのでジャック・トワイマンが孤軍奮闘。

 

このシーズンのトワイマンは72試合に出場し、NBA史上初の平均30点オーバーとなる平均31.2点をマーク☆

60年1月15日のレイカーズ戦ではフランチャイズ記録となる59点を稼いでいます。

(このシーズンはウィルト・チェンバレンもルーキーながら平均30点オーバーしていますが)

 

ただ、ワンマンチームでは勝てません。

トワイマンは平均40.3分(リーグ5位)もプレイしたんですが、その他の選手は全員平均30分以下なんですね。

 

開幕直後の9連敗で下位に沈むと、1月にはオールスターを挟んで14連敗。

最後も6連敗でシーズンを終え、19勝56敗はリーグ単独最下位でした(このシーズンから総試合数が75試合になりました)。

 

攻守共によくないのは言わずもがなですが、昨シーズンと違うのがファウルの多さ。

リーグダントツの1位でした(昨シーズンはリーグ6位)。

 

【エース】

 

トワイマンはオールNBAチームに初選出(2nd)。

オールスターには初めてスターターとして出場し、27点をあげています。

 

トワイマンには「シュートしたいだけ」「ディフェンスをしない」などの評価もあったようですが、平均8.9リバウンド・3.5アシスト(キャリアハイ)とスタッツ上のバランスは悪くありません。

 

ディフェンスのまずさについては、ドルフ・シェイズが、「私が彼と対戦するとき、私が30点あげて、彼が35点あげるんだ。お互いにガードし合っていたんだ。私が彼を殿堂入りさせ、彼が私を殿堂入りさせた、とよく冗談を言ったものだよ」と証言しています。

 

昨シーズンリーグトップだったFG試投数はリーグ2位。

その代わりにFT成功数でリーグ1位となりました。

ファウルが多いのも特徴のひとつです(総ファウル数はリーグ4位)。

 

【G陣】

 

バッキー・ボックホーンは全75試合に出場。

平均ミニッツが4分近く減りましたが、アベレージは昨シーズンの水準をキープしています。

 

PGのウィン・ウィルフォングは、ミニッツがホークスでプレイしていた昨シーズンの倍以上に増加。

72試合でチーム3位の平均27.6分プレイし、平均10.1点・4.9リバウンド・3.7アシストでした。

 

ホークスでウィルフォングとチームメイトだったメッド・パークは、74試合で平均8.7点。

この人はこのシーズンを最後に引退し、別の仕事を始めます。

 

フィル・ロリンズは72試合で平均5.5点・3.2アシスト。スタッツから察するにウィルフォングのバックアップでしょうか。

3月頭のレイカーズ戦ではキャリアハイの27点、その2試合後のシーズン最終戦でも25点をあげています。

 

【F陣】

 

2年目のラリー・ステイバーマンは、開幕から12月頭まで欠場が多く、トータル49試合の出場。

ミニッツは平均10分を割りました。

 

ウェイン・スティーブンスはシーズン序盤に8試合プレイしただけです。

 

デイブ・ピオンテックは、1月末にトレードお得意様のホークスへトレードで移籍。

ロイヤルズでは52試合で平均10.0点・6.6リバウンドといいシーズンを過ごしていました。

 

見返りにやって来たのがデイブ・ギャンビー&ハブ・リード。

(リードについては、このときのトレードでロイヤルズに加入したという記録と、59年8月末にトレードで加入していたという記録があります。

個人スタッツを見ると、開幕直後にホークスで2試合、ロイヤルズでは71試合プレイしたことになっており、真相は不明です)。

 

ギャンビーは6フィート6インチのSF。

昨年のドラフト1巡目7位指名ですが、昨シーズンは2試合しかプレイしていません。

このシーズンも平均10分ほどのプレイで平均5.0点と、ピオンテックに比べると落ちます。

 

リードもまた2年目の選手で、こちらはC(6フィート9インチ)。

この人はロイヤルズ加入後にミニッツが激増し、平均9.7点・8.9リバウンド・FG成功率45.0%をマークしています

 

【C】

 

フィル・ジョードンは全75試合に出場して、平均13.4点(チーム2位)・8.3リバウンド(チーム3位)。

ピストンズでブレイクした昨シーズンの水準をキープしています。

 

ウェイン・エンブリーが覚醒する?のは来シーズンから。

このシーズンは、73試合でルーキーイヤーと同等のスタッツは残していますが、ジョードンの方が平均6分ほど長くプレイしています。

FT成功率は51.4%しかありません。

 

2年目Cのジム・パルマーは12月頭にニックスへ移籍。

移籍前は20試合で平均9.1点・5.6リバウンド・FG成功率45.8%(リーグトップ10に入るレベル)をマークしていました。

 

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オールスター直後の60年1月24日、14連敗真っ只中に行われたウォリアーズ戦で、モーリス・ストークスが車椅子でシンシナティ・ガーデンズに姿を見せました。

 

この日にトワイマン、チェンバレン、ストークスの三人で撮られた写真はネット上で確認できます。