帆78~79シーズン①
開幕直後のスタメンはこんな感じ。
ランディ・スミス
スタン・ピートカヴィッツ→ロイド・フリー
シドニー・ウィックス
カーミット・ワシントン
スウェン・ネイター
フリーは開幕から2試合連続で21点をあげ、開幕3試合目からスターターに定着。
早くもリーディング・スコアラーとなります。
一方、再起を誓ったウィックスは今ひとつ。
ミニッツはセルティックス時代とあまり変わらず、得点もリバウンドも伸びません。
開幕から10試合を過ぎたあたりからジーン・シューHCはスタメンを動かし始めます。
6勝9敗となったところでウィックス&ネイターをスタメンから外し、ニック・ウェザースプーン&ケビン・クナートを入れました。
しかし、ラインナップを変更すると3連敗。
シューHCはネイターをラインナップに戻したり、ウェザースプーンの代わりにボブ・ビガロウ(11月頭に契約)を起用したりと試行錯誤を繰り返しますが、チームの調子は戻りません。
12月頭には11勝18敗と最大借金7まで落ちてしまいました。
復調したのはその直後、改めてネイターをスタメンに固定してから。
ロードの多い時期だったにもかかわらず11試合を8勝3敗とし、年明けには19勝21敗まで盛り返します。
ロード6連戦でまたもたつきますが、1月末からオールスターブレイクまでの8試合を7勝1敗とスパーク。
27勝27敗の5割で前半戦を終えました。
後半戦は4連敗でスタートしますが、直後の16試合を14勝2敗とする絶好調モードに突入(8連勝と5連勝を含む)。
3月末の時点で41勝33敗とし、貯金生活に入っただけでなく、プレイオフ進出圏内にも食い込みました。
このシーズンのウェスタン・カンファレンスは戦力が拮抗しており、この時点ではカンファレンス5位でありながら首位まで4.5ゲーム差という状況。
3シーズンぶりのプレイオフ進出だけでなく、上位進出も現実的な位置につけていました。
しかし、クリッパーズはここから崩れてしまい、ラスト8試合は2勝6敗。
同カンファレンスのチームにことごとく勝てず、43勝39敗と勝ち越しはしましたが、プレイオフ進出は叶いませんでした(カンファレンス6位のブレイザーズが45勝37敗)。
平均得点はリーグ7位でしたが、FG成功率は中程度でアシストはリーグ最少。
また、ディフェンスがまずく、失点の多さはリーグワーストでした。
リバウンドはリーグ6位とまずまずです。
ホームで29勝12敗なのに対し、ロードで14勝27敗と弱いんですが、このシーズンはロードで勝ち越したチームが2つしかないので、そんなに気にしなくてもいいかも?
【飛躍の年】
キャリアで初めてスターターに定着したフリーは、78試合で平均37.9分(リーグ9位)プレイ。
平均28.8点(リーグ2位)・4.4アシスト・1.4スティール・FG成功率48・1%をマークしました。
平均得点は1位のジョージ・ガービンと0.8点差で、3位以下とは3点以上の差があります。
FGの試投数はリーグ2位で成功数はリーグ3位。
FTは試投数、成功数ともにリーグトップでした(成功率は75.6%)。
オールスターには選ばれませんでしたが、オールNBA2ndチームに選出されています☆
ドライブとアーチの高いジャンパーが武器。
跳躍力が高い上に滞空時間も長く、それらはジャンパーを打つときにもわかります。
難点はTOが多いことですかね(平均3.8本)。
フリーの加入については、当初、その悪評からかクリッパーズ内部で不満があったようで、シューHCは次のように話しています。
「選手たちは、ある意味で彼を嫌がっていた」
「彼の評判を知っていて、彼なしでも勝てるだけの力が自分たちにはあると思っていたんだ。でも、それは間違いだった」
フリー自身も、その不穏な空気を感じており、
「チームに加わったとき、コニール(コニー・ノーマン)が僕を本当に知っている唯一の選手だった。他のみんなは僕に冷たくて、それが最初の10試合くらい続いた。練習では、ボールさえ回してもらえなかったよ」と語っています。
【スタメン】
移転を越えて唯一の生え抜きとなるスミスは、全82試合で平均37.9分(リーグ8位)・20.5点・4.8アシスト・2.2スティール(リーグ6位)をマーク。
開幕4試合はFG成功率が3割を切る大不振でしたが、その後、調子を取り戻しました。
昨シーズン、リーグ5位だったFG試投数が少し減ったんですが、それでもリーグ6位。
G二人がシュートを多投することが、チームとしてのアシストの少なさにリンクしていますかね。
ウェザースプーンは全82試合に出場し、63試合でスタート。
平均32.2分・13.8点・1.0スティール・FG成功率48.0%はすべてキャリアハイでした。
1月半ばのスパーズ戦では、チームは大敗したものの、これまたキャリアハイの38点をマーク。
自己ワーストに終わった昨シーズンから一転して、自己ベストのシーズンです。
【スタメン②】
ワシントンは全82試合に出場し、うち81試合でスタート。
平均11.3点・9.8リバウンド・1.0スティール・1.5ブロック・FG成功率56.2%(リーグ6位)をマークしました。
1シーズンに60試合以上出場したのも、スターターに定着したのも初めてで、ミニッツは昨シーズンから平均5分ほど増加。
得点とリバウンドのアベレージは昨シーズンから微減しましたが、昨シーズンは57試合しか出場していませんでしたし、このチームでは数少ないディフェンスに定評のある選手です。
ネイターは79試合(72試合がスタート)に出場しましたが、ミニッツは平均10分ほどダウン。
平均25.4分のプレイで、平均10.7点・8.9リバウンドと数字を落としました。
試投数が大幅に減りましたが、FG成功率56.9%はリーグ5位)。
FT成功率は80%をマークしています(ランク外)。