シミ・くすみ・ダークサークルを体の内側から薄くします。

湿痰・瘀血が原因の方に、自信を持ってお薦めします。

 

漢方を美容方面に活用しようとするときに、結局は体内のバランスの崩れを修復する作業と同一の治療内容にいきつくことにあらためて驚かされます。

どこに焦点に説明するかの違いであって、体内の健康がそのまま外貌の美しさにつながっていることを繰り返し再確認する思いです。

今回ご案内する「シミ・くすみ除去」カプセルも、実は湿痰飲と瘀血を抱え込んだ体の巡りをよくする治療過程で、結果として肌を明るくする効果が表れることに気付き、美容の観点に焦点をあてて処方を再構成し、名付けたものです。

ですから臨床から生まれた、臨床を通して効果を裏打ちされた漢方サプリメントとして、該当する方に自信を持ってお薦めできるのです。

 

形態はいわゆるカプセル状で、漢方らしさというものがあるとしたら少々意外な印象をお受けになるかも知れません。

ただし漢方のにおいと味に不馴れな方に無理して煎じ薬を飲ませることは医師の怠慢とも言えないでしょうか。

同じ効果を期待できるなら、携帯や服用が簡便に越したことはありません。

カプセルは伝統的な漢方の丸薬に比べても、餅米や蜜などの"つなぎ"を最小限に抑えられ、保管・携帯に便利で服用の際に味を'がまんする'必要がないというメリットだけを活かした最善の形態だと判断いたしました。

 

さてそれではあらためて、冒頭にある「湿痰」や「瘀血」とはいったいなんでしょうか?

 

湿痰。。。

体を潤し、関節や筋肉の動きをなめらかにしたり肌や髪を艶やかにしたりする働きをもつ体内の水分を、漢方では「津液」といいます。ところがこの津液も、必要以上に蓄えられるといろいろな弊害を起こします。余分なった津液を「湿」、これが冷やされて固まり、滞ったものを「痰」といいます。湿痰が津液だけでなく「気」や「血」の流れまでじゃまし始めると問題はさらに大きくなります。

 

瘀血。。。

血液の流れが悪くなって渋滞を起こし、黒っぽい塊になって体内にとどまっているいることです。当然肌色もくすんで、目元にはダークサークルが浮かび上がってきます。からだの内側では瘀血が原因で生理痛、便秘、各部に刺すような痛みや痺れを感じるなどの症状が起こりやすくなります。酷い場合には脳出血、心筋梗塞、動脈流や静脈流、子宮筋腫、甲状腺腫などの深刻な疾病につながりかねません。

 

これら湿痰と瘀血が原因になってのシミ・くすみ・ダークサークルと判別される場合にぜひお薦めしたいのが、今回のカプセル薬です。

原因が他にあると判断される場合(たとえばストレスを受けて肝に熱が発生し火が欝結しているときにできるシミや、痩せ型の方が陰血不足で生じるシミなど)には、他の治療法をご提案しています。

 

湿痰を取り除くために使用するのは法製半夏という処方です。

半夏という原材料にたいへんな手間と時間と各種生薬を投入して修治を施して法製半夏を作り上げます。

半夏は、毒性を帯びた天然素材に手を加えることで優れた薬効を引き出す醍醐味を感じるには絶好の生薬です。

ドラマにもなった李氏朝鮮の名医ホジュンが記した『東医宝鑑』(これは昨年度ユネスコ指定の世界遺産に指定されました)のなかで、実際に法製半夏が、「痰飲部門」の処方として記載されています。

法製にかかる期間は50日にも及び、その複雑な工程については信じがたいほどで、至誠を尽くさねば到底完成は難しいと考えます。

 

「痰火をもつ者が法製半夏を服用すると、まず大便に魚膠(魚の鱗や骨、内蔵などで作ったゼリー、ゼラチン様のもの)のようなものが混じって出てくる。そして1日たつと痰の"根"がとれる。この薬は化痰(痰を昇華する、解く)ことにかけては神のような存在である。実際に確かめるには器に痰をはいてそこへ法製半夏を少量かけておくと痰が清水に化することを見ればわかる。」(以上、『東医宝鑑』の記述です)

 

瘀血を取り除くために用いるのは漆です。

少し触れただけでかぶれる漆を内服するというと驚かれるかも知れませんが、用いているのはかぶれの原因となる毒性を中和する加工を施してありますのでご心配は要りません。

漆は凝結した血塊を溶かし、排出させる点で、卓越した効果を発揮します。

妊娠中の女性は漆を厳禁とするのは、漆が胎児を母体にとって異質な血塊と考えて働きかけるからです。

それほどの効果ですから、子宮筋腫があったり、子宮内部環境がよくないために月経痛が酷い場合などにはよく効きます。

 

"シミ・くすみ除去"カプセルの3番目の構成要素は、桑の実です。

桑の実の赤黒い色素はアントシアニンといって、強力な抗酸化物質です。

記憶力を保ち、コレステロール数値をコントロールするなど、老化抑制効果があります。

また血圧を抑えるGABA成分、毛細血管壁を丈夫にするルチン成分、血糖値を調節するDNJ成分が含まれています。

その上、そのまま総合ミネラル・ビタミン剤になるほどに、ビタミンB、C、カルシウ厶、鉄分など種々の有効成分がふんだんに含まれています。

先述したホジュンは「東医宝鑑」で、桑の実が糖尿病患者によいこと、桑の実の部分は桑の精霊が結晶する個所であり、常服すると目と耳が明るくなり、老化を防げると記しています。

 

 

椿漢方はソウルにある韓方クリニックです。

漢方と鍼治療健康と美容のお手伝いをさせていただいています。