中国のことはサッパリの門外漢だが、
時機を得たセミナーの誘いがあったので、
台風襲来にもかかわらず行ってきた。
「日中関係の対立と摩擦を乗り越える」
天児教授(早大)、高原教授(東大)、高橋教授(東大)、
五百旗頭教授(元防衛大)、王逸舟教授(北京大)などなど、
日中を代表する論客が集まった。
ただ、王教授は昨今の情勢でドタキャン。
天児教授は朝のNHK討論にも出ていた有名人。
パネル討論に参加した東大の松田教授は、
「中国語の方が早く喋れるので・・」と言って、
中国語でのスピーチ。
見せるねー。
女性の阿子准教授も中国の第一人者。
論客たちのいくつかの言葉が印象に残った。
「日中のナショナリズムは感情的に走りやすい。
過去の歴史に結びつけるから」
「対抗措置を経済や文化に波及するな」
「ピンチはチャンス。新しい枠組みを構築すべし」
「バンドラの箱に戻せ」
(昔のリーダーが約束した”棚上げ”を守れ)
「主権の話をするな。主権を振りかざしたら絶対解決しない」
「歴史が残した宿題」
次いで開かれた、日中の若者によるパネル討論
「未来志向の日中枠組み」 で、
中国からの女子留学生が正直に話ていした。
「中国では、日本の事情、考え方は一切知らされない。
私は日本語ができるので、日本から情報を得ている」
ということは、他の国民は・・・。
なるほどね。
ところで、中国でも人気のある作家の村上春樹氏が
朝日新聞に意見を載せている。
「領土問題が国民感情の領域に踏み込んでくると、
それは出口のない、危険な状況となる。
それは安酒の酔いに似ている。
安酒はほんの数杯で人々の声は大きくなり、
その行動は粗暴になる。
論理は単純化され、自己反復的になる。
しかし夜が明けると、後に残るのはいやな頭痛だけ。
そのような安酒を気前よく振る舞い、
騒ぎを煽るタイプの政治家や論客に対し、
我々は注意せねばならない !


