かっぱかなかっぱじゃないしかっぱだし | 妹尾サロン(織神の巫女)

妹尾サロン(織神の巫女)

せおサロンです。
おりがみのみこです。
s61.06.11生まれ

4才のときに地球にウォークインしたヒューメイリアンです。
トリプルレイのミッション遂行中。三位一体なのでトリニティーレイと呼ぶことにします⁂
そして常に探求はその先へと
つづいています。



今でも証明しようが無いし
どうしたらいいかわからない
私の記憶についてを
お話しします

いつもご訪問ありがとう


小学校2、3年の時。
ということは
まだ歳が一桁だったころ


私は
'クッソ'がついてもいい'田舎'に生まれ育ち

田んぼの真ん中に家があるような
眺めの立地

夏にはホタルがチラつくようなところであった


季節がはっきりと分かれているような地域で
冬には結構な積雪
春には寒さからの解放の喜び
夏は息も苦しくクッソ暑い
秋は暑さからの解放と安堵


というメリハリの利いた土地に生まれ育った

全ての季節にはっきりと'匂い'がついているのである

そんな地域に生まれ育ったことを愛おしく思えたのは東京に来て随分経ってからだ


前置きが長くなってしまったが
田舎のことを思い出すと
'カッパ'に出逢ったあの日のことを
私は忘れられないのである。


正確には出逢ったというか
死んでいたのである。

死んでいたというか
もはや白骨化していたのである


私は小学校から帰宅途中であった
秋の日暮れが早くなった頃
制服のスカートから出ている脚が山陰に入るとひんやり肌寒い

私は通学路から大きく外れて遠回りして冒険しながら帰っていたのである

死んだ蛇とかカエルとかを観察するのが好きだったのだ

蛇のお腹には一個爪があるって知っとるけ?
龍の名残なんだってさ
はは


いつものように死骸や生き物を探して歩いていると

新しい用水路の建設中であった

白いコンクリートでできた大きめな用水路には
まだ水が入っていなかった


その用水路の中に白い作業服を着た人がしゃがんでいた

挨拶しようと身構えた時
しゃがんでるんじゃなくって
正座して前につんのめった形で倒れているのが見えた

誰か倒れている

細身だったのでおじいさんだと思った

私は怖いけどおおごとだと思い近づくと

作業服を着た人が前につんのめって倒れているのではなく

'白骨化した人の骨'

だったのである


怖かったのに引き寄せられるように近づいてしまった私は観察を続けた

理科の実験の人体模型とは様相が違ったのだ

正座した状態で手を投げ出し顔が地面につんのめった形の遺骨の背中に
大きな亀の甲羅が被さっていたのだ
こんな大きな亀の甲羅がなんで被せてあるんだろうと思ったけれど
頭蓋骨をみてますます不思議に思う
頭蓋の天頂が窪み、お皿のようになっていたのだ

頭にお皿がくっついていたのではなくて

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こんな風に頭蓋が変形したように見えた

ちなみに突っ伏していたので顔は見ていません



私は怖くて誰にも言えず
しかも通学路から外れていた罪悪感から
その日は黙って早く寝てしまった


翌日、友人に打ち明けて
一緒に見に行ったら
案の定のストーリーだが
すっぽり何にも無かったのだ

嘘つき呼ばわりされた心の傷がほんのり残っている

だからこの話は話すのを少しためらってしまうのだ

頭がおかしいと思われるしショボーン




でも私の記憶にはしっかりと刻まれている

ちなみに後で
あれっ
と思ったのは

そのカッパの骨は白かったのだ

生き物が死んだ後はどず黒いし
骨なんかはちょっと黄色っぽいはずだ

しかし私が見たのは陶器のように透き通る美しさだったのだ

だから怖がらずに近づけた

なんとも美しい宝石みたいだったのだ


河童は死んだら宝石になるのかい?

誰か知っとるけ?








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伸びた黒松

エイリアンっぽい